楽天証券スタート記念講演会 さわかみ投信社長 沢上 篤人 |
<記念講演1>
さわかみ投信社長 沢上 篤人
成長する会社
・経営全般をスリム化させ、コストをトコトン下げる
・日々の生活のペースで、充分経営できる体制
膨大な規模の日々の生活をベースとした経済
・需要拡大を積極的に取りに行く、メリハリの利いた経営
企業間の格差がはっきりしてきた。
①先行浮上グループ
②2番手グループにプレッシャーが掛かってきた
先行グループに遅れた、何が違うのか、何をやっているのだ?
脱落グループになるおそれ
③脱落グループ
☆株価がまだ安くて経営努力をしている2番手グループが、投資としては、狙い目になる。
日本の潜在力
中国は、新車台数が400万台
しかし、日本は買い替え需要だけで630万台もある成熟経済である。
アセットアロケーション
低金利が8年半も続いた、低金利時代は株式の購入、
ある程度上がったところで、2~3割の株を長期運用に備えて残し、
あと現金に変えて、金利下降面では債権に投資する、下がった局面で株に投資する
それを長期スパンで実行する。
このような「アセットアロケーションの切換」が投資運用の基本
長期投資の妙味
現在は債権に投資していれば、金利上昇で痛い目にある。
殆どの機関投資家がその類であり、工夫がないと思われる。
投資の際には、次に打つ手を考えて現金を用意しておくことが肝心。
現金を持っていなければ、次のラウンドで何もできなくなる。
<最後に趣味のワインのことを聞かれて>
株と同様に薀蓄はいらない、薀蓄は無駄なことが多い。
とにかくいろいろなワインを沢山飲んでみれば、分かるようになります。
高いワインに美味しいものは少ない。
不味い物を飲むリスクをとれば、反対に美味しいワインに出逢えるリターンも多くなる。
<記念講演2>
三井アセットマネジメント マネージャー 司馬 毅
これからの中国
・市場化 自由化、規制緩和
・都市化 人口12億7千万 上昇率は現在、0.5%
都市部の人口増加は、3%
2002年 5億
2008年 6億になる予測
・民営化 過去20年間で80%には、外資、民間のお金が入ってきている
これからの中国を見るポイント
・オリンピックだけでなく、それ以上に
・2006年、香港のディズニーランドの開園
・マカオのカジノの1社独占が、4社競争に
1社が新たに加わったことで、初日に10万の人が訪れた
現在、香港とマカオは、フェリーで1時間
現在計画中の橋が掛かれば、オリンピックより大きな影響がある
・新幹線(上海と北京 1600キロ)が話題になっているが、
在来線のスピードアップ(80⇒200キロ)の方が経済効果は大きい
・電力は逼迫している
・石炭は、価格上昇 去年に較べ7~8割上昇
日本の価格も上昇するだろう
・現在のインフレ率は、3%で、デフレになることをおそれているくらいで、
・エネルギー関連と一部食料品がインフレ傾向にあるだけ
現在の中国株の局面は、急上昇して急落して、
この9月くらいには本格的な引締め政策が終わり底を打つと思われるが、
中国のマーケットを予想するのは難しい
資源不足、エネルギー、石油が足を引っ張る可能性あり
中国国内では、石油の増産は出来ず、現在の輸入依存度は34%
今後の中国の弱点としたら
資源の不足
石油石炭関係
備蓄は、3日分しかない
来年は本格的な備蓄が始まるが、ますます石油が高くなる可能性?
製造業における不安
本田 11万台→21万台
7~8割増
GM 20万台→30万台
トヨタ 10万→60万台
フォード、クライスラー、ボルボ、BMWも同様 その結果
⇒ 生産過剰に陥るとみている、株価が下がっているのは、市場が警戒している証拠
携帯電話が生産過剰になったことを先例としておそれている。
⇒ノキアの低迷も中国の生産過剰が影響している
日本の石油事情
1リットル50円(税金が半分)で水より安い
今後、アメリカの需要が増え、インドが輸入を始めると価格面では、
インパクトがある
また、高騰すれば省エネの意欲が高まる
以 上
うつらうつらしていましたので、途中抜けているかもしれませんが、ご参考に供します。