内田先生のブログ より |
あらゆるものは「いつかなくなる」。
「いつかなくなる」と思ってみつめていると、いまそれがここにあるということが奇跡的なことのように、恩寵のように思えてくる。
養老先生はよく「オレはもうすぐ死ぬんだから」とあの低い声でおっしゃるけれど、そういうことを言ったあとに「ふぐさし」などをじつに美味しそうに口中に投じられるのである。
自分の存在がこの世界から消えてゆくそのときを「消失点」に擬して、それに基づいて自分がこのあと残された限られた時間の中で、何をするのか、何に優先的に有限のリソースを投じるのかを具体的に考えるというのは、とてもたいせつなことである。
「有限の」というところがキモなのである。
なるほど、私も、人生のカウントダウンをしなくてはいけない歳になりましたね!
何を優先的にやる必要があるのか? これが、分からないので、困る!!!