カシアス内藤 命を懸けて約束守る 朝日新聞 |
「エディさんと二つ約束していたんだ。世界チャンピオンになることとジムをつくること。
チャンピオンにはなれなかったけど、ジムは絶対にやらなきゃならない。自分が教わったこと
を人に伝えなければ、エディさんに教わった意味がなくなる」
ジム開設の資金提供の申し出は、過去いくつもあったらしいが、スポンサーに頼れば、いずれ干渉されて選手がつぶされる。エディの戒めを守って、ことごとく断ったという。
沢木はこう語る。「彼には決定的に人を拒絶したり、排除したりする回路がない。だから人を裏切ったり、日和っ光りするような弱点を抱えた人でさえも許してしまう。僕にはない、そのおおらかさに敬意を抱き続けているんです」
「『一瞬の夏』でチャンピオンになって、リングで燃え尽きていたら、いまの俺はない。負けたからこそ、ボクシングを追っかけている、いまの人生がある。それは最高の人生さ」
人生のチャンピオンにはなれそうだ。層っ内藤は、そんな予感を堪能している。
プロになれなくても、自分の目標をかなえたジムの練習生は人生のチャンピオンなのだ、という。(保科龍朗)
こんな方だったとは、聞いて(見てか)みなければ分からないですね!
でも表題は、敗れてこそ最高の人生とあるけど、ちょっと違うと思うね。
じゃあ、負けた人がすべて最高の人生を送れるわけがないから、
やっぱり、負けた時、勝った時の考え方なのではないだろうか!
考え方によっては、負けても最高の人生だし、勝っても最低の人生になりうるということだと
思います。