海の森募金 安藤忠雄さん講演 |
内容はこれから確認
ための森じゃない。50年後の、あなたの子どものための、海の森。
大丈夫。焼け野原だって都市になった。ゴミの島だづこ森になりまも
皆さまへ。「海の森」プロジェクトへの募金のお願し㌔東京港のゴミの埋立地を、
緑豊かな森に変える「海の森」プロジェクトを発足させました。この「海の森」
を起点として、新たな風が海から東京の街へ吹き込泉でくるはずでもその
風は、街だけではなく、我々日本人の生活、そして市民
の心にも、豊かな自然をもたらしてくれるでしょう。
「海の森」をつくるための植樹を、市民(民間)からの
募金で実施したい、と私は考えていまも古来より
我々日本人は、美しい自然を愛でる心を生活の中で
表現し、その心を次世代に伝えるために常に行動していた民族でもありまも
例えば明治神宮。この深く美しい森は、全国からの献木と当時の若者の
ボランティアによる植樹で創られました。行政にまかせるだけでなく、市民の
「志」で森をつくってゆくことは、今日の世界的規模の環境問題に対して、
解決策のひとつの提示にもなるでしょう。世界中にゴミの山があり、「海の森」は
東京の森ではなく地球の森としも世界へ向けて「自然とともに生きる」という
メッセージを届けることができると考えていま■わかって焼け野原になった梼・
東京は、先人たちの努力によって復興されました。今度は私たちの手で緑豊かな
森をつくり、次世代の子供たちに美しい自然を愛でる心を伝えたいと考えて
いまも未来の東京、日本そして地球のために、皆さん一人一人の
「志」をどうか募金に託してください。よろしくお願い申し上げまも
建築家安藤忠雄(緑の東京募金実行委員会海の森事業委員長)