言語、法、貨幣と「人文科学」 岩井 克人教授 |
言語それ自体、法それ自体、貨幣それ自体は、生まれたばかりの人間にとっては、社会の中の他の人間によって与えられる「外部」の存在なのである。それは遠い歴史のかなたで誕生し、親から子へと伝達される遺伝子とは別途に、人間から人間へと継承され、社会の中に蓄積されて今日に至っている。言語・法・貨幣一一それらは脳の中に存在しているのではない○脳と脳との「間」、す
なわち「社会」’の中に存在しているのである。
すなわち、人間がコンピューターのハードとしたら、ソフトの部分ですね!