60歳からの生き方 多胡輝さんより パート1 |
必要3条件は発想力、創造力、行動力です。
この三本柱を確固たるものにするには、とにかく自分の好きなもの興味があることには躊躇せず、どんどん挑戦してみることです。
思い立ったらまず動く、
肩書きがなくなる定年後まさに、裸の人間としての自分の魅力が問われます。肩書きという冠がないからこそ自分自身の人間としての真価が問われることになるのです。
何かをやってみようと思ったら、まず行動を起こしてから、その先のことを考えるというくらいでちょうどいいのです。
私は人間による素質をすべて持っている。フランスの哲学者かのアルベルト・シュバイツアー博士の残した言葉ですが、これには人間は非常に多くの可能性を秘めていって、自分の限界を自分ではかることはできないという意味が含まれています。
定年後の20年をこれまでの自分とは違う、新たな自分探しをする時間ととらえ、一般常識や慣習、世間体を気にせずに未知の世界にどんどんチャレンジして欲しいものです。
だからこそ、ひたひたとしのびよる無精を撃退することが定年後の人生を充実させる決め手となります。
ここで何とかにとどまるためには、たとえ1人でも仲間を作り、安易には投げ出せない状況にしておくことです。
このまでにもお話しているように、60歳からの人生にはこれまでの会社人生では、得られなかった。楽しみも沢山あります。だからこそ義務がなくなったことを喪失ではなく、自由ととらえて気持ち良いスタートを切りたいものです。
私にもライバルが沢山います。一番のライバルは、生き方をしている人すなわち、自分の信念を持ち筋を通して生きている人です。
情報は知るべきから知りたいに変わる。
先の情報収集の鉄則は、もう一つ条件を加えて、興味分野は少なく観点は遅しかし好奇心は広いままとしておきましょう。
ライフスタイル戦略の立て方、自分はどういうところで何をして暮らしていきたいのかというライフスタイルに関する戦略です。
いつまでも傘を保つためにはやはり常に新しい情報に触れていることが必要不可欠です。それには毎月の生活からお決まりをなくすことです。例えば、まだ定年を迎えていないのなら、会社の帰り道にちょっと寄り道をしています。映画を見てもいいでしょうし、1人で一杯飲んで帰るのもいいでしょう。