この本が面白そうです! 港区では、ベンツがカローラの6倍 |
「ワーキングプア」を扱ったTVドキュメンタリーに衝撃を受けた著者。日本の格差問題や「なんとかしなくちゃ!」と奮い立ち、車、住宅地、クレジットカードなど、テーマごとに現地取材とデータ分析を試み、上流と下流の落差をあぶりだそうとする。その成果の一つが第1章「ベンツ格差」
東京都港区では乗用車保有台数抄半分が(価格や維持費の高い)輸入車、そしてその半分がベンツだという検証結果を得る。それへの対比として登場するのが、軽白動車保有率ナンバーワンの高知県。ところが、軽に対して「経済的」 「最近のはかわいい」と肯定的な意見ばかりで、格差感はみじんもない。
結局、そこにあるのは「究極の合理主義」で、逆に「クルマがまだステータスシンボルという意識において『後進的』」な港区があぶりだされる。
「芦屋市六麓荘町VS尼崎市」や「5億円OKのカードホルダーVS自己破産者」 「生活保護率日本一の大阪市西成区VS最低の富山県」など、格差の現場を求めて取材を続けた著者が最終的に発見したのは、悲惨さというよりは様々な生き方ができるようになった日本の姿。「好きなように生きていいので、頑張る人はあらゆる方法で頑張っていていい、張れない人は頑張らなくてもいい。だから格差が拡大しているんじゃないだろうか」。深刻な顔で語らない
ところに、かえってリアリティーがある。
本当にそうであれば、なかかな、楽しい展開もあるかもしれない。
橋の下に、テント生活している人がいるけど、どうみるか?
この前も、日中、ベンチに腰掛けて、楽しげに談笑してました。
サラリーマン達は、必死で苦労して働いています、それをどうみるか?
将来が心配でしょうと端から詮索してところで、自分の未来ですら、分からないのですから?