都市ガス燃焼する電気自動車 |
燃料にした電気自動車=写真=を開発したと発表した。充電したバッテリーを使うのでなく、ガスを燃やした熱で発電してモーターを回す。効率は低いが、草木か作ったバイオガスでも走行でき、水素で発電する燃料電池車よりも小型化できるという。
発電装置は東芝が開発した熱電素子を使った。二種類の半導体や金属を張り合わせたもので、両者に温度差が生じると百五十㍗の電気が出る。
試作車の車体は炭素繊維製で、長さ約二㍍、重さ約百㌔の一人乗り。四・七㍍のガスを燃料に約二時間走行で眉る。九日の公開実験では大学の構内を時速二十㌔㍍で走った。今後、出力を一㌔㍗まで高め、一~二年後には時速百㌔㍍の達成を目指す。