東芝 西田社長 その2 |
-パソコン事業が長かったのに、よく原子力で決断できましたね。
西田 私は白分の社長の時代だけが良ければいいと思って、経営してはいません。WHを買収した成果もすぐに生まれません。将来のためにやっているのです。そもそも過去の経験はパソコン事業ですが、社長として原子力から半導体、家電、パソコンもみなければいけないのは当たり前で、パソコンだけというのでは社長失格です。
部下にはこう伝えている。早起きができなくなったら企業人としては失格だと思っている。私が朝早く来なくなったら、東芝を辞める時だ」