悔tさバネ「結果出す」存在感増す俊足 |
そんなメジャーの洗礼にもめげず、デビルレイズ・岩村明憲(哲は打たれては立ち上がる。日本で仕込んだ「何苦楚(なにくそ)魂」はだてではなかった。
岩村の野球人生はケガとの闘いだ。一軍に定着し始めた一九九九年には左ひざ執帯(じんたい)を痛め、二〇〇三年には右手首を痛めて長期離脱している。「でも、野球選手の中で五体満足な選手はいないでしょう。皆ぎりぎりでやってるんです」。いかにケガとうまくつき合うか。
「神様がこういう試合を用意してくれた」。ヤクルト時代と同じで、自分に酔ったコメントが出てくれば、元気な岩村が戻った証拠。