「平成・進化論。」より |
最近では見かけることも多くなりました。
▼100円均一ショップへ、ベンツで買い物に行く
▼6畳一間のアパートで暮らしながらポルシェに乗る
▼昼は吉野家の牛丼、夜は高級レストランのフルコース
▼週末はユニクロの服、平日はアルマーニのスーツで仕事
などなど。
■これらの人々に共通して言えることは、
生活用品、日用品など、価格を安く抑えられるものは抑え、
手に入れたいものはとことんお金をかける
ということです。
■では、これらを手に入れることで彼ら彼女らはどうなるか。
「心が満たされる、心が揺り動かされる」
ということではないでしょうか。
▼高級車に乗ることで相対的な地位の高さを感じたい
▼高級レストランで最高級のサービスと食事をもてなされたい
▼ブランドスーツでデキるビジネスパーソンを演出したい
などなど。
■このような消費行動は、
「富裕層であるかどうか、可処分所得があるかどうか」
ということとはどうやら関係ないようです。
関係あることはただひとつ、心に正直に、
「欲しいか、欲しくないか」
ただそれだけです。
■普段は質素な生活をしていても、一点豪華主義、こだわり消費を
する消費者が増えてきた背景には、昨日お話したように、
価格に透明性が出てきたことで、消費を抑えられるものは抑える
ことができる、こういった構造があるため、
本当に心から欲しいと思えるものにこそ、一点豪華主義!
という傾向が強まっているのかもしれませんね。