「急に具合が悪くなる」磯野真穂 哲学者・宮野真生子著 19−98 |
偶然?がんになってしまった、偶然を研究する哲学者宮野さんが、多分、最後の最後まで納得いくまで話し合いをしたかった相手、文化人類学者の磯野さんとの書簡集です。
死を覚悟した人と、医療人類学?を研究する人の書簡でも、新たな発見が随所にあります。
宮野さんが、最後の書簡に、
「なんて世界は素晴らしいのだろうと、私はその『始まり』を前にして愛(いと)おしさを感じます。偶然と運命を通じて、他者と生きる始まりに充(み)ちた世界を愛する。これが、いま私がたどりついた結論です」
と書かれていることに、救われます。
学者同士であり、内容は時に、観念的になりますが、ドキッとさせられることも多々ありました。
手紙の交換ですが、<抜き書き>はいつものように、時系列に抜き出してしるだけです、
<抜き書き>
追記 2020/05/08
新聞で、磯野真穂さんのなまえがあったので、
「急に具合が悪くなる」の本の方ではないか?と、
検索したら、
ショックだな、あれだけ苦労した、<抜書>がない?
結構、追い詰められて抜書していたのにな・・・・・
心配しないでくださいな、
ここにありましたよ