0(ゼロ)円で生きる 小さくても豊かな経済の作り方 鶴見 斉著 |
by nandemokoukisin 検索
カテゴリ
全体 気になった論、ことば 読書ヒストリー ダイアリー 日記 パソコン&インターネット 料理法・ベジタリアン 瞑想 氣 スピリチュアルetc ヨット カヌー 海 スポーツ・健康 映画・ビデオ・公演・テレビ 手帳文房具&知的生産 環境 吸殻拾い エコ 社会起業・ボランティア ウクレレ・音楽 ジョギング&マラソン&登山 EV 電気乗物 好きな建築、建築家 モバイル 酒、チョコ、食べ物、サプリ ゴルフ 自転車 リュック&カバン 講演&セミナー モノ カメラ オーディオ 脱原発 新しい日本 放射能 車 オートバイ 乗り物 がんばる!Nippon 好きな言葉 四国巡礼&カミーノ News グリーン 栽培 アウトドア 政治・経済・ニュース デザインあれこれ 花粉症orアレルギー トレンド 昔のホームページ? ドローン 好きな歌、好きな歌手 たまにはジョーク 青春 自分史 ヒストリー 青森&ぶな 居酒屋&食べ物屋さん 朝鮮通信使 日本沈没から浮上へ コスモスクエア イタリア 氣 スピリチュアルetc 映画・ビデオ・公演 読書ヒストリー 気になった論、ことば ヨット カヌー 海 ダイアリー 日記 未分類 最新のコメント
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2018年 11月 29日
地味な本ですけどね・・・・
これだけ、グローバル経済が蔓延し、AI が仕事を奪い、働くことがなかなか難しい時代になってきています。 それに、抗するための一つの方法は、金を使わないで、使うとしても最小限で暮らすということは大切なことになります。 そんな、時に、やる方法はこんなにありますよと提案してくれてます。 今後、一つの大きな流れになるでしょう!!と、思います。 <抜き書き> ・本書では無料でできる様々なことを紹介している。もらったり、共有したり、ゴミを拾ったり、行政サービスを利用したり、自然界から取ってきたり、無料で出来る事は、よく見てみれば身の回りにあふれかえっている。 ・日本が捨てている食べ物の量も世界でトップクラスだ。国連食糧農業機関は、世界で最悪の食料廃棄地域は日中韓を含めた「産業化されたアジア」地域だと言う。また日本の農産物の、形や色などに関する出荷規格の厳しさは、世界に類を見ないともいわれる。規格が厳しければそれだけ多くの規格外品が捨てられることになる。 ・けれどもゴミを拾うという行為の中に、 何か普遍的なものを見出すことができる。 人がゴミを拾う。 それはやましいことではなく、 人類の知恵なのだ。 ・人間の基本的な営みである「物売り」や「市」を安易な理由で一掃などしていいわけがないのだ。 ・つまり、①お金のを使わないやりとり(現物経済)、②お金を使うやりとり(貨幣経済)、そして③お金儲け主義(資本主義)の3つを考えるなら、根本的な違いは①と②の間ではなく、②と③の間にあるのではないか? ・最も分かりやすいのは、部族社会などの狩猟を中心とした集団の再分配だろう。猟師が獲物を独り占めしてしまっては、集団内の人々を食べるものがなくなってしまう。また獲物の量は常に一定ではない。また狩猟あほそのものも集団で行うことが多く、猟師の日々の暮らしも他の人々に支えられているのだから、獲物は猟師だけの手柄とは言えない。 ・「無償の贈与」はそれほど特別なことではなく、贈与に対して必ずお返しが必要になるわけではなかったのだ。 ・人間同士だけでなく、自然界とも絶えずやり取りをしている感覚は貴重だ。人間しか見えず、人間関係こそが関係の全てで、それに失敗すれば一巻の終わりと思えてしまう我々現代人とは違う、はるかに落ち着くものだったに違いない。 ・なるほどお金を使うことが、人間関係の省略でもあったのだと分かる。無料でやるということはある面では、お金の代わりに他人の力を借りることなのだ。ただし人間関係が増えるのが一概にいいことだとは言えない。 ・人間関係なのだから、厄介なことある。自分もこれまでの人生で、それを嫌というほど経験してきた。だからこそ、きれいごとで済ませたくはない。「きれいごとで済ませない」というのは、本書の一貫した姿勢でもある。 ・自分が生きやすくなることを何よりも優先するべきだ。個人の生きづらさを減らすことが最も大事だとは、自分が言論活動を始めた90年代の当初から言い続けていることだ。ただしこうしてできた人間関係が、自分のようなものにとっても思いのほか居心地のいいものだったことは言っておかなければならない。 ・金儲け至上主義に対置するものとして「贈与経済」(ギフト・エコノミー)が頭にあったので、はじめは「物」を貰ったり上げたりすることに目が向いていた。けれども招く招かれ、世話をするされる等々、物を介さない無料のやりとりも全く同じ「何か」であることがすぐわかった。
by nandemokoukisin
| 2018-11-29 09:08
| 読書ヒストリー
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||