「時間がない」を捨てなさい 有川真由美著 |
人生をゆったり、生きていきたいのに、なかなか出来ない。
参考になる、著書でした。ありがとうございます。
<抜書>
死ぬときに後悔しない時間の習慣
1.自分の感覚を大事にする
2.目的を意識する
3.人生の哲学を持つ
4.命の期限を考える
5.動くことを大切にする
6.人とつながっていく
7.時間を積み重ねていく
8.時間の質を上げる
・「どんな気持ちで過ごしているか」「どんな感情で過ごしているか」という心の質が、時間の質になり、人生の質になっていくのです。
・感情とは、言ってしまえば妄想です。自分で生み出しているのですから、自分で手放すことも可能です。
・都合の悪いことの裏側には、都合の良いことがかならずあります。感情が暴走しているときに、他のことが見えなくなってしまうのです。そもそもすべての生物は、生き抜く生きていくために、都合のいいことより都合の悪いこと、つまり危険を察知するようにできているといます。
・人はさほど「重要でないけど、緊急なこと」への時間を優先してしまう傾向があります。「重要だけど、緊急では無い事」の時間は後回しにして。
・「本当にやりたい事を一番に予定を組んでください。」
・一方で、何かにつながり、情報を得ることで、心がざわつくことがあるのも事実です。情報はそれをサポートしてくれる程度のものと位置づけ、常に、自分が軸になっていることを忘れないでください。
・個人的には簡素な暮らし、質素な暮らし、モノを抱え込まない人生がいいと思っています。そんな暮らしは、本当に私がしたいことをする時間が増えるということを意味します。私にとって、ややこしい暮らしとは、新車に買い換えるなど、モノを新しく買い換えること。ネクタイよりも大切なものがあるんです。ヒムカ氏の言葉
・モノにコントロールされるのではなく、精神的な自由を手に入れて、ささいな幸せを深く味わえるようになりたいものです。
・本当の豊かさとは、経済的な豊かさ、物質的な豊かさよりも、「やりたいことをやっている好きなこと」「好きな人と過ごす」といった時間の豊かさがあるはずです。
・「自分を幸せにするための時間を使っているか」、目的を考えると、時間の使い方も変わってきます。目的意識を問うことの意味は、それを叶える”未来”のためよりも、”今”の良質の時間を生み出すことにあるのです。
・「せっかくなら、楽しもう」と考えてください。どんなことをする時間にも、「せっかくなら」と言う言葉をつけると、丁寧に時間を使えるようになります。工夫すれば楽しめる要素はあるはずです。”せっかくなら”一瞬一瞬の役割を楽しんでみてはいかがでしょう。
・「命には限りがある」ということは、人生において、大変重要な事実です。”死”を考えるというは、”生”の時間を真剣に考えることとイコールなのだと思います。
・まわりの環境も、自分の思いも、常に変化していきます。だから、その時その時の思いを大切にしてほしいのです。
・「明日できることは、明日しなさい」というのは、「今日やりたいことは、今日しなさい」ということだったのだと、後になって気づいたのです。
・ガンジーのこんな言葉があります。「明日、死ぬかのように生きろ、永遠に生きるかのように学べ」
・台湾人の行動は、ほとんど”ノリ”。家に行くのは、むしろ突然の方が礼儀。先に伝えてから行くと、準備して待ってないといけないため、突然の方が「あら、家が片付いてないのよ」と言い訳がしやすいからです。
・「人を幸せにしたい」という気持ちが、豊かな時間になっていきます。
・よくよく考えてみると、相手にイライラ、ムカムカしているときは、その憎き相手のために時間を使っていると言うこと。
・さまざまな時間の上に、自分が成り立っていることがわかります。そんな見えない時間を意識して感謝すれば、自分の命の時間も大切にできるはずです。
・まずは、今日やりたいと思ったことに少しだけ手をつけてみる・・・そんな小さいところから始めてみませんか?
・なんでも丁寧にしようとすると、心が温まってくるのです。雑にすると、心が寒々と冷え切ったままです。「三度の食事の時間」「身支度をする時間」「お風呂に入る時間」「眠る時間」など、毎日繰りかえされる一つひとつの時間を、丁寧に送ろうとすることで、特別なことをしなくても、心豊かになっていくでしょう。
・「いま、ここで、これができていること」に感謝の気持ちをもって味わおうとすることも、時間の贅沢になっていくのでしょう。