一日3食をやめなさい! 内海聡著 |
読みなおしたら、こんなことも書いてあった!
・私個人の願望は、実は不食で生きることです、イメージとしては仙人のような存在になれればと思ったりしています。
・古き時代の民族は自然のほんの一部のものをいただき、食べ、骨や皮まですべて利用し、自然と一体化して生存していました。今の文明はどこまでも破壊し、欲望の権化になっていることを、知る必要があるのではないでしょうか。
・粗食はそのための第一歩であり、地球をもとある自然に戻すための第一歩でもあるのです。
<抜書>
・健康は医者や医学によって、作られたり与えられたりなど決してしません。多くの人々が医療費の増大を心配していると思いますが、それは医者や製薬会社がそんなシステムを作り、同時に人々が何も考えず日々悪いものを食べ、体に悪い生活をしているがゆえに増大していることを忘れてはなりません。
・まず三食を一食にし、加工食品を買ったり、コンビニやスーパーやデパ地下で買うのをやめれば、不要な廃棄が減り、無駄死にする動物や植物の数は激減するでしょう。
・健康を保つためには、消化・吸収にかける労力を必要最低限に抑えること、言い換えれば必要最低限だけ食べること。1日3食は体に余計な負担を強いて老化を早める、極めて不健康な習慣にほかならないのです。
・大腸の声を代弁すれば、私たちは食べ過ぎるために、出すための大腸の機能を大きく損なわせています。本来ならば免疫機能がきちんと働くようにして体を守ってくれるはずの大腸がさまざまな病気の温床とかしているのが実情なのです。
・「糖質」には、脂質、タンパク質を摂りすぎること以上の、恐ろしい害があるのです。まず挙げられるのは動脈硬化、そしてそこから引き起こされる脳梗塞と心筋梗塞です。これらの主な原因は一般的には高血圧とされていますが、ある研究では血圧が高かろうと低かろうと、脳梗塞や心筋梗塞の発症率に変化は無いと結論付けられています。つまり脳梗塞、心筋梗塞と血圧は関係ないということ。
・むしろ血圧を下げすぎると、心筋梗塞のリスクが高くなると言う研究報告まであります。加えて、高血圧の原因の一つとされるコレステロールにも罪はありません。コレステロールそのものは、体に必要不可欠です。実際にコレステロール値が、少し高めの方が長寿であるというデータもあります。
・糖質こそが、さまざまな病気の元凶。つまり健康になるためにはいちにち三食を止めること、中でも糖質の取りすぎを止めることが重要なのです。
・お勧めは脂質・タンパク質・糖質を3分の1ずつ取ることです。
・いつでも、すぐ食べられて、しかも安価な食べ物とは、本物と言える素材をほとんど使っていない食べ物いわば毒まみれニセモノで埋め尽くされた、到底食べ物とは言えない代物なのです。
・歳をとると血圧上がって当たり前。コレステロールは下げすぎると体が維持できなくなる。だから、血圧降下剤もコレステロール降下剤も、一切の飲む必要はありません。簡単に言えば、これらの薬を飲む人が増えるほど潤う人たちがいて、しかも、その人たちは、この世界でかなりの力を持っているからなのです。
・本当に正しい食生活をしている際の血圧、コレステロール値こそが、自分の正常値と言ったほうが正しいでしょう。人の体は千差万別なのですから、外から決められた基準値に振り回される事はありません。まして、そこに薬が入り込む余地など、一切無いのです。
・日本の農薬使用基準が異常に高い事実と考え合わせれば、日本の野菜=安全と言う安全神話を盲信せず、むしろ世界で1番危ない位の危機感を持って、本当に信頼できる生産者を応援して買うべきでしょう。
・自然にあるもの同士が交わって遺伝情報が入り交じるのと、遺伝子そのものを自分のいじるのでは、事の本質がまったく違うのです。
・むしろ骨を弱くする牛乳
牛乳はカルシウム補給になるどころか、体内のカルシウムや他の食品から摂取したカルシウムを奪い去ってしまう。
・近年早熟の少女が増えているといますが、牛乳に残留している性ホルモンの影響が大きいと考えられています。このようにホルモン剤漬け、抗生剤漬けにされた乳牛から搾り取られた牛乳は、私たちのところに届くのには、すっかり毒の塊になっているというわけです。牛乳そのものの有毒性と考え合わせれば、まさに「百害あって一利なし」という言葉がぴったりの食品と言えるでしょう。
・本当に高血圧気味の人でも、気にすべきは塩の摂取量ではなく、塩の選び方。選ぶべきは減塩味噌ではなく、本物の塩を使い自然発酵で作られた本物の味噌なのです。
・体の中で炎症を起こす「酸化した油」
・植物油の何が悪いのか。まず、真っ先に挙げられるのはトランス脂肪酸です。スナック菓子やスイーツによく使われているショートニングとマーガリンがこれにあたります。自然のものでは無いトランス脂肪酸は、当然、体の中で栄養素として有効活用されず、ただゴミとして溜まっていきます。
・やはり本物の油を作るには手間も時間もかかります。オリーブオイルでも大豆油でもごま油でも、本物の植物油は低温で圧搾、一滴一滴、搾って作ります。
・コーン油、大豆油、紅花よ、ひまわり油、ごま油等が、オメガ6です。どれも調理油として普通に売られている物ばかりですが、実はこれらを加熱することが、油を最悪な形で体に入れることにつながっているのです。
・一般にサラダ油と呼ばれているものは、ノルマルヘキサンと言う 劇薬で抽出、加熱処理がされて売られています。生成する際に、原料の飽和脂肪酸の分子構造が変化し、トランス脂肪酸になってしまうのです。
・植物油は安易に熱を入れないことが重要です。
・積極的に取りたい動物性油脂
肉に含まれる飽和脂肪酸は、加熱比較的熱に強く参加しにくいと言う利点がある。動物性油脂は体を壊すというイメージは根強いと思いますが、動物性油脂そのものが悪いわけではありません。
・一言で言うと、現代の毒は脂肪にたまるのです。食品添加物や農薬、薬、トランス脂肪酸など、現代に特有の毒の多くは石油精製品であり脂溶性毒つまり油に溶けるものばかりです。脂溶性毒が恐ろしいのは、脳まで犯してしまうこと。人間の脳はほとんどが脂肪なので、脂溶性毒の害をもろに受けてしまうのです。
・ 脂肪に溜まった毒を抜くには、時間をかけて、じんわりと汗をかくのが最も効果的なのです。
・断食は生命維持機能も高める。完全に食を断ち、その期間中、積極的に行われる脂肪燃焼と一緒に毒も排出されていきます。他に断食のいいところは、体をあえて飢餓な状態にすることで、ホルモンの分泌が良くなったり、腸内細菌の働きが良くなったりするなど、生命維持機能が高まるのです。
・脳が糖質を求めるままに食べていては、一向に健康にはなれません。
・どうしてもお腹が減ったと言う場合には、炒った小魚やナッツ類、玄米をカリカリに煎り玄米、gi値(炭水化物が頭に変換される速度を示す数値)の低い果物などであれば、小腹が減った時に食べても、血糖値の乱高下は起こりません。
・解毒作用のある食材とは、
玄米、梅干し、沢庵、ぬか漬け、納豆、根菜類自然生葱らっきょう、海藻、構想?、ハトムギ
・運動はほどほどに
なぜ運動をしすぎると体によくないのでしょう。食べ過ぎと同様、活性酸素が出すぎるからです。
・何を食べればいいのかと問われれば、私は結局「雑食」と答えます。玄米も発酵食品も、肉も魚も野菜も自分で選べば良いのです。
・こうして導き出される玄米ご飯と辛い味噌汁こそ、日本人が健康になるための一番の基本と言っていいでしょう。
・細胞を傷つける糖質は、粥状動脈硬化を引き起こし、さまざまな病気の元凶となるー精製された糖がどれほど有害であるかは、これまで説明したしてきた通りです。
・体にいい食事の考え方は、次の三つにまとめられます。
1.季節に合ったものを食べること
2.日本の風土に合ったものを食べること
3.食べ物を丸ごと食べること
・先ほども紹介した身土不二の考えからしても、日本人ならなおのこと、日本で発達した発酵食品を積極的に取ることが、健康につながるといえます。
・一日一食もしくは二食の中で、きちんと栄養の取れるものを食べる。いいもの、少なく食べるという両輪あってこそ、健康になる食生活は可能なのです。
・米は無農薬の玄米古代米
・野菜は自然の、できれば固定種
・肉と魚は自然に育てられたもの
・調味料は「昔ながらの製法」のもの
・油は「圧搾一番しぼり」のもの
・知らないうちにトランス脂肪酸入りの食用油を買ってしまわないためには、表示のからくりを頭に入れておくことです。「水素化油脂」や「植物性油脂」とあったら、トランス脂肪酸のこと。
・植物油脂はほとんどが不飽和脂肪酸なのですが、ココナツ油は、植物油としては珍しく飽和脂肪酸が多いです。飽和脂肪酸は熱への耐性が強いため、ココナツ油を調理油として進める人もいます。
・本当は生食を進めたいのですが、やはり、全てを生で食べると言うのは、あまりにも実践しにくいでしょう。ですから、私は、なるべく低温で調理することをすすめています。
・ムコ多糖類はしっかりとる
ムコとは、ねばねばといった意味。オクラ、納豆、山芋等のネバネバ食品に多く含まれています。これらの野菜以外だと、あんこう、ドジョウ、うなぎ、なまこ、すっぽん、ヒラメ、カレー、アワビ、牡蠣、魚の目玉のまわり、フカヒレ、ツバメの巣など。さらに玄米や豆類もムコ多糖類の富む食品です。
・私個人の願望は、実は不食で生きることです、イメージとしては仙人のような存在になれれればと思ったりしています。
・古き時代の民族は自然のほんの一部のものをいただき、食べ、骨や皮まですべて利用し、自然と一体化して生存していました。今の文明はどこまでも破壊し、欲望の権化になっていることを、知る必要があるのではないでしょうか。
・粗食はそのための第一歩であり、地球をもとある自然に戻すための第一歩でもあるのです。