いわせてもらおう 朝日新聞より 6/28 |
小学2年の次男の授業参観に行った。「カタカナを使った文章を作ろう」という課題が出て、保護者たちが見守る中、次男は大声で「ステーキはかたい!」と答え、教室は笑いの渦に。前日の外食で、お手頃価格のステーキに悪戦苦闘したのがマズかったか。
(大分県佐伯市・我が家の肉のランクがバレた・43歳)
◎「その日」まで
beの連載「悩みのるつぼ」を読み、夫(65)が「悩みの渦中にいる人は、大変だろうな」という。皮肉屋の私はこう答えた。「悩めるだけいい。骨つぼに入ったら、悩みたくても悩めないから」
(東京都江東区・毎週、励まされている央婦です・63歳)
◎秘めた思い
いつもの美容室に若い新人の男の子が入ってきた。白髪を染めてもらい、洗い流す時、彼が「すいません!」と何度も謝りながら、私の頬をこすった。「汚れじゃなくて、シミですから」という一言が言えず、笑い声をこらえ、おなかをふるわせた。
(神戸市・ちょっぴり切ない話・62歳)
◎1字で大違い
夫婦でNHKの朝のドラマ「花子とアン」を見ている。主人公の村岡花子について、夫(79)に、「『赤毛のアン』を翻訳した人よ。『赤毛のアン』なんて、あなた知ってる?」と言うと、夫が即答。
「うん、知ってる。ユダヤ人の女の子やろ?」
(兵庫県高砂市・それは「アンネの日記』!・73歳)
◎本人確認
テレビで「認知能の行方不明者が1万人」という番組をやっていた。身元確認の難しさを識者が語っているのを見て、夫(62)が私に真顔でこういった。「俺、入れ墨で自分の名前入れておこうか?」
(大阪府吹田市・’私は入れ墨は抵抗あるなあ……・64歳)