使いきる 有元葉子著 使いきるか!!なるほど。 |
料理しながら、片付けちゃうなんて素晴らしい。それに、家事にかぎらず、自分をも「使いきる」という、その決断が素晴らしいと思った。自分も、使いきって、この世からおさらばしたいものです。
2016/02/09
読みなおしてみたけど、やっぱり、なかなかのことが書いてありますね〜
最初に読んでから、二年経ちますけど、わたしの方は一向に変わっていない、即実行!
・それでも私のうちがいつもきれいなのは、毎日ちょこちょこと、気がついたところを拭いたり吸ったりしているからです。つまり、汚れをためないのです。汚れだけでなく、ものもためません。
・いらないものをなくし、なくしたら、その状態を保って、きれいにしておくことが「片づけ」の基本です。
・道具や器なら「使うか、使わないか」服なら「着るか、着ないか」。現在から未来に向かって「使う」ものしか持ちません。
・自分に本当に合うものって、そんなに多くないです。その限られたものを最後まで、とことん使いきる。自分自身も同じ。自分を使いきって、人生さよならするときは、笑って「はい、さよなら」って言いたいね、そう思ってます。
・器の数を減らしてでも、「空き」を作り出すーこれがとても重要
・ごみ袋も薬も、「目の高さより上のかご」に収納しています
・プラスティックは家にいれない。持参したペットボトルを、テーブルの上にポンと置く方もごくたまにはいますが、「そういうものはしまってください」とお願いします。エコロジーの点からも美観の問題からも味の問題からも、ペット飲料はうちに持ち込んで頂きたくないのです。
・雑誌の旅記事をとっておく人もいるかもしれませんが、私はそれもしません。人のすすめで旅をしたくないから。自分で歩いて、面白いところを探すのが旅の醍醐味でしょう。
・ものをとっておく場所が小さいほど、ものはよく「動く」。これも、ためない暮らし、風通しのよい暮らしの大事な法則です。
・今あるこの空間を自分なりに精一杯美しく使っていると、より良い空間が次に待っているーこれ本当なんです。
・ですから、一日の終わりにはとにかく、全部片づけて、外になにも出ていない状態にしておく。その日にできるだけやってしまう。
・常備しているふきんは、1.和太布 34☓34 2.びわこ 32☓35 3.さらしのふきん 4.薄手のタオル 雑巾として使用 5.かやふきん 台布巾として使っています。
・冷蔵庫は通過点
・空間はものを「納める」ためだけでなく、ものが「動く」ためにある、ということです。
・戸棚のなかを丸ごと、あるいは数段空けておいて、使う食器を先に用意しておくのもとてもおすすめです。
・そのゴミのように見えるものをいかに美味しくたべるかを考える。そういうことが家庭料理であり、家事というものではないかしら。
・この半端に残った肉は、どうすれば美味しく食べられる?と考えるからこそ、オイルとハーブに漬けて冷蔵庫で保存するマリネの発想が生まれるんです。
・調理に入るとき、私はそのときに使う食材をすべて、作る材料ごとにバッドに並べておきます。考えるだけでなく、見える状態にして、ちゃんと目で見ることで、頭の中は整理されるんです。
・調理中も、右手にふきんを持っていて、汚れたらさっと拭いておくこと。洗い物はためず、料理の手があいたら、その合間に洗っておくこと。
・野菜のクズをバケツにためてEM菌を混ぜる堆肥作りをしています。
・道具をあれこれ揃えるよりも、作業をするスペースが、つまり何も置かない台をもつことが肝心だとわかる。それならば、鍋をいくつも持つよりも、無水鍋ひとつでいいわ、と道具を見る目が備わるし、無水鍋でご飯もパンも焼き魚もお菓子も作ってみようと工夫して、そこからレシピが生まれるわけです。
・でも、やれば出来るんです。その時の経験は、ものすごく勉強になった。だから「できない」じゃなくて、「あっ、やってみよう」と思うこと。与えられた条件の中で、頭を使って精一杯やること。それが大事だと思う。
・自分に与えられたものを大切にして、頭と心をよく使い、その環境なり縁なりを十分に使いきる。そうすれば、次へステップアップできる。私はそう信じています。
・家のそばでとったというきのこのおつゆと、自家製のつけものと、炊きたてのご飯の素朴な食事、それがなんとも言えずおいしかった。「贅沢な時間だな」って、しみじみ思いました。気持ちですよね。心がそこにあるかどうか。普段から気持ちよい生活をしているからこそ、その友達は豊かで幸せな時間を私にくれることができるのだと思うんです。
・ゴージャスなホテルで食事をしたから幸せかって言ったら、全然そうではないのです。それよりもひとりでゆっくり片づけをする時間や、銀色に輝く枯れ草を道ばたでつんで部屋に飾る時間のほうが、よっぽど幸せを感じるし。贅沢です。お金を出しても買えないもの、お金じゃない世界。ますます、そちらの”贅沢”に惹かれています。
・だから、ものを「使いきる」って、つまり、ものを愛することなんだな、って、思う。
・まわりを見ていると思うです。なんだかみんな、世間の流れとか、与えられる情報とか、人の意見を鵜呑みにしすぎでしょう、って。
・新聞に書いてあることも、テレビのニュースも、わたしは報道の半分も信じていないかもしれない。裏にいろんなことが渦巻いているし、だいたいすべての事柄には裏でお金がまとわりついている。そういう世界は良い方向にいくはずがないと思っていて。
・だから人を頼らず、自分の頭で考えて、自分でできることは自分でする。生きる環境が少しでもよくなるために、私にできるのはそれだけしかないと思っています。
・ものを買うことでも、ものを捨てることでもなく、自分の頭や体や時間を充分に「使いきる」ことで、暮らしは快適に豊かになるのだと思います。
・大根でも豆でもなんでも、私たちの口にするものはすべて、命を与えられて世の中にあります。それを最後まで「食べきる」「使いきる」ことで初めて、そのものが生かさる。
・自分もそうです。自分自身も使いきりたい。「充分使ったから、もういいや」と、まわりに思ってもらいたいし、自分自身も「充分に使いきった。はい、さよなら」と思える人生が理想です。そのためには、ちゃんと食べて、ちゃんと動いて、健康でいなければなりません。
・料理も家事も人生も大事なことは一緒。要は自分をつかいきることです。
自分を使い切って、「はい、さよなら」が出来たら最高!!
こんなところまで、ご出張頂き、恐縮です。