NHKEテレ こころの時代 小笠原望氏 いのちの仕舞をささえたい |
・・・・・・・・・
在宅は科学を超えた、文学だと・・思いますね。
一人一人は違いますから、深刻にならず、マニュアルではない方法で接したいと思います。面白いことしか、続きませんから。
自宅で最後の時を迎えたいという人に定期訪問をされています。
訪問先では、「死ぬまで、先生にお世話になって、過ごしたいです」
在宅死は、自然の流れ・・・皆さんも静かに受け止められるようです。
ひとりひとりをいのちの存在として大切にします、病院に掲げられています
川の流れに祈っていると、医療は科学だけではない、科学を超えたもの、科学には限界があって、そこから先は祈りだと思います。
四万十に来て、祈ることが多くなった気がします。僕を変えたのは、四万十の流れだと思う。
夕焼けを見ていると涙が流れる、医療者も自然の流れを感じることがあれば、大分違ってくると思う。病院の中だけが、医療じゃないんです。
今までの医療は、人の一部を切り取っていたのではないか、人のこことの一部を切り取ってきたのではないのか?
自然の流れの中の命が、いいのではないか?
患者さんも、自然に包まれていると感じることがある。
四季折々の花が見れるようになったのも、人の命もゆったり見えてきたのかなというのも、変化かな?
こうしなくちゃいけない、こうあるべきだという考えがどんどんなくなりましたね。
命の最後にむけての日々を過ごす人と接するのが、無理なくやれていると思います。命の最後がくるなら、いい仕舞をさせてあげたい、近くで寄り添いながら、自分のできることをしたいと思ってます。
これからも、四万十の自然の中で生きていきたいと思ってます。