Made by Hand ポンコツDIYで自分を取り戻す |
・人は何かを壊してしまうのではないかと恐れる。そして不幸なことに、それは正しい。ダメにするんだ。失敗してしまう。壊してしまう。だけど、それがこの約束された豊かな人生を、身の回りの物との意味深いつながりを勝ち取るためのワンステップなんだ。
・ジュリアンはこう話してくれた。「我々のモットーは、消費を減らして地元で生み出すことだよ。
・消費サイクルからもっと自然な生活への脱去だよ。つながりを取り戻すというのかな。単に土地のつながりだけでなく、もっとマトモで持続可能な生き方とのつながりだよ。
・彼はむしろ、自動車の当の持ち主が、修理も交換もできない設計になっていることに腹を立てているのだ。この体験からミスター・ジャロピーは、エンドユーザーが自由に蓋を開けて中をいじれる製品が当たり前の世界を夢見るようになった。そして、”メーカーフレンドリー”と呼ぶに相応しい製品の理想を書きだした。
・心を振るわせる弦
ここでいう物作りで大切なことは、
”ディジェリティス”と私が呼んでいるあらゆるものが、バーチャルで電子的であるものと、どうバランスをとるかだ。
自分の手で物を作れば、それは自分のものになる。
その製造行程に秘密はない。自分でアイディアを思いつき、自分でそれを作れば、かならず何か良いものが得られる。ーーージェイ・ボールドウィン
・とにかく失敗は気にせず、最後まで作り上げよう。次に作るときに同じ失敗を繰り返さないよう大ににすればいい。・・・どんなに下手くそでも最後までやり遂げた経験が、あらゆる知識の源になる。
・次は味噌作りをやってみたい。そのためには麹が必要になる。麹を作るのに1年から数年、大豆が味噌になるのにも数年かかる。しかし、このスローダウンがDIY愛好家の楽しみであることを私は知っている。喜んで時を待とう。
・人が生きていくうえで、何が退屈かって、ずっと準備ばかりしていることだよ
・親ができる最高なことは、安全に遊べて、「壊してもよいあらゆる種類のものがあり、いろいろなものを自分で作れる」場所を子どもに提供することだと彼は言った。
・DYIを始める決意をしたとき、私は心の中に、次の二つの目標を掲げた。
一、食料、衣料、教育、健康、娯楽で積極的な役割を果たすことで、家族の生活を改善する。
二、私たちを生かし、幸せにする物やシステムとのつながりと強め、より深い関わりを実感する。
・自分の手で何かをすることで、いちばん大きく変化するものは、自分自身であることを。
メーカーフレンドリーの思想は、なるほどって思います。蓋を開けて、修理しようとした人でないと出て来ない発想ですね!