人生を真に楽しむのは、60歳から |
若い頃よりもっと「自分らしく」生きようと努力するほかはないのだ。
この努力目標として、私なら、ヘミングウェイの「老人と海」の主人公、漁師のサンチャゴのような人物を推したい。巨大カジキマグロと三日三晩の死闘も辞さない。
「人は敗北するようには創られていない」という強い自信と闘う意志こそ、
私が死ぬまで失いたくない。
野田一夫 多摩美術大学名誉学長
本当に好きなものとは何か、一つは長くやっても疲れないものである。
もう一つは、誰とでも、いつでもそのことについて、話したくなるものだ。
本当に自分の好きを満たすための仕事を60から十年間、ぜひやって頂きたいと
念願する。
堺屋 太一