お話:イタリアの小さな町の豊かな生活 井口勝文さん |
今までは、底抜け明るいイタリア人みたいなイメージだけが強かったのですが、先生のお話をお聞きして、おお、同じ人間なのに、方向を変えれば、豊かなスロー生活が出来るのだと実感しました。
先生は、イタリアのメルカテッロに移住して、その良さを満喫しているようです、日本より良いみたいです。
どうして、小さくて豊かな街ができたのか?
それは、郷土愛、美しい景色、美しい田園だけにとどまらず、憲法9条(歴史的貴重遺産を守る)の話まで及んだのは、深い納得感がありました。
美しい風景の写真を見ると、メルカテッロに行ってみたくなりました、そして、日本でもこんな風景をめでてみたいと強く感じました。
グローバル経済にすっかりやられてしまっている日本の地方ですが、やはり、求めるべきは、小さくても豊かな生活、そのためには、住民の意識と地域経済を大切にすることが重要なんだなとあらためて感じました。
YouTubeに”
再生・メルカテッロの町家”
<メモ>
イタリアも日本の敗戦国、70年までは同じような復興をたどるが、この頃に、イタリアでは、このままではまずいから古い町を大事にしようと方向転換をした。しかし日本は、そのまま高度成長、バブル経済に突進していったため、町が見る影もなくなってしまった!
人口はやはり、この地でも減ってきている、1950年代には、2,841人いたのが、2009年には、1,500になっている。人口構成はバランスがとれているようだ。これも、中心が地域経済があるから、雇用も確保されている。