「知的な男はモテる」 中谷彰宏著 |
カッコ良い中谷さんは、努力しなくても出来そうですが、最初の章に出てくるのは、
・努力を否定しない。知性のある男は、努力を否定しません。
です。他には・・・
・いかに自分の土を肥やしていくかです。それは見た目にはわかりません。
あの人は花が咲いているから頭が良いとか、実がなっているから頭が良いと言うのは間違いです。
頭が良いことと知性があることは、違います。本を読んでどういうメリットがありますかと聞く人は、土よりも花や実を求めているのです。
・知性のある男は、手紙芸を持っている。手紙は、命令でもペコペコでもなく、もうちょっとニュートラルです。
スピーチの上手い人のスピーチは手紙です。大勢に語っているようでも、実は一人に向かって語っているのが最も優れたスピーチです。
・知性のあるメールは、パブリックとプライベートの組み合わせだ。知性のあるメールは最初に結論があって、それにプラスアルファの一言が添えてあります。
・知性のある人は書くのが早い。いいカッコしょうとか、気の利いたことを言おうとか綺麗に書こうとすると、あなたの知性はどんどんなくなってしまうのです。
・知性のある人はメモを取るのが早い。メモをすぐ取る習慣をつけましょうが正解です。
汚く書いた時には判読するために記憶力が鍛えられます。聞いた事をリアルタイムにできる人は行動も同時に起こるのです。
・ところが、あとで書いておきます。あとで電話します。後でやっておきますという人は、その「あと」は無限に後になって結局は永遠にしないのです。
・知性のある人は誤解に挫けない。コミュニケーションは、誤解を埋めていくためにあ
ります。神様が人間にコミュニケーションを与えてくださったのは、最初は、誤解からスタートするからです。
・知性のある男は、話すときに「工一」をはさまない。スピーチの下手な人ほど、「工一」をさみます。
そういう人は話が長いのです。
・質問の前置きが長くない。会議の発言に前置きは入りません。
・目を見て話すのは頭が疲れます。相手のリアクションによって、自分の原稿を書き変えていかなければならないからです。
・自分の好き嫌いの分かることが知性だ。好き嫌いは感性ですから、知性とは別のものだと思いがちです。
知性は感性とは関係なく、誰しも共通のものだと思い込んでしまうのです。好き嫌いがはっきりしているとブレはない。
・好き嫌いがはっきりすると、周りの意見に左右されません。知性のある男はみんなが駄目というものの中に良いところを見つけられます。
・シンプルな本質は経験がなければわからない。シンプルな答えに「なるほどな」と思う人は膨大な情報をいったん経由している人でする。
・精神状態を一定に保っているのが知性だ。知性は、自分の気持ちがぶれないための防波堤になるのです。
・知性のある男は相手の半生を思いやることができる。なぜこの人がこのレベルでしか話せないかを考えるのです。
そうしたら、対応の仕万が変わって頭が悪いと言って怒らなくなるのです。
なぜこの歳になってこんな頭の悪い発言をしているのかという、その人の悲しい半生を考えるのです。
この後のその人の残りの人生を考えると気の毒です。気の毒な人に対してののしることはできません。
・知性のある人は才能という言葉を口にしない。
体は知性であり、財産。どういう肉体をもち、どういう持久力をもち、どういう筋力を持っているかで、あなたに知性があるかどうかが分かるのです。
・知性は目に見えないものを評価し、それにお金をかけられることです。
最善のプレゼントは、目に見えないものをどれだけプレゼントできるかです。
追記 2021/09/30
一時、よく、読んでました!
考え方、アイディアが面白かったことを覚えています。