LESS IS MORE 本田直之著 |
理屈も、感覚も、直感も分かるのですが、実践が出来ないですね。
著者が提案剃る方法は誰にも出来るわけではありませんが、今後の参考にはなると思います。
・使える金も多く、モノも豊富にあって豊かなはずの日本人が、なぜ幸せを感じられないのか。それは、、アメリカ的な物質至上主義が幸福感につながらなくなったからではないかと思います。
・シンプルに暮らしたいと思うのであれば、真剣に自分の生活や人生を考えななければなりません。しかもそれを、自分の意志で選んでいくことが重要です。
・物質至上主義とは、言い換えるならば、車や家をはじめモノや場所など、さまざまな制約に縛られて生きることです。
・ダメだダメだと言われていた「新人類」の多くはボーダブルなスキルを身につけ、この厳しい時代を生き残り、いまや会社の重要な戦力となって活躍しています。それは、わたしたち新人類が時代の変化を敏感に感じ取り、自然に進化していったからでしょう!
・幸福度ランキング上位のニュージーランド、オーストリア、北欧では、物質的なモノよりもっと精神的なもの、経験的なものに幸福度を感じているということです。「旅が人生のすごく大きなテーマになっている」ということでした。
・ギャラップによると「年収が2万5000ドル以上の人は、モノを買うより、経験をしたほうが、幸福度が2〜3倍高くなる」というデータがあります。
・これからは削ってマイナスしていくことに幸せを感じる時代になったのです。
・現代の日本には、瞬間の欲求を満たす選択肢があまりにもたくさんありすぎる。
・数年前にアメリカで流行した「アフルエンザ」という言葉があります。これは「アフルエンス(豊かさ、裕福さ)と「インフルエンザ」を合わせた造語で「ゆたかさ病」という意味。
・自由を与えられるということは、自己管理をしなければならなくなったということ。
・幸せを感じるためには、「自由」であることが重要です。
・働き方のオプションをとれるかどうかが重要になってくるし、そうしたライフスタイル(デュアルライフー平日は都心のマンションを借りて、週末はライフスタイルに合った場所)をサポートできるような会社が人気を集めるでしょう。
・幸福度の高い地域、国々では等しく住環境を重視していることがわかります。家はただのモノではなく、「ライフスタイルを充実させるプラットフォーム」なのです。
・収入や資産が多いかどうか、実際に欲しいものがたくさん買えるかどうかが重要なのではありません。収入と支出のコントロールが出来ていればいい。欲しいものが買えるし、やりたいことがあったらできると「思っていることが重要」なのです。
・日本のバブル時代を生きてきた人たちはこの満足のレベル、いわば「幸せの閾値」がムダに上がってしまっているということです。
・今の若い人たちは、この幸せの閾値が下がっています。それは、けっして不幸なことではありません。
・自由に生きるための「新しい幸せ」10の条件
1.仕事を楽しんでいる
2.いい仲間、いい家族がいる
3.経済的に安定している
4.精神的・肉体的に健康である
5.刺激のある趣味やライフスタイルを持っている
6.時間を自分でコントロールできると感じている
7.住む場所をしっかり選んでいる
8.いい考え方のクセを持っている
9.将来の見通しが立っている
10.ゴールに向かっている感覚を持つ
・新しい幸せの形は、お金、時間、場所などから自由になるということ
・質素にせざるを得ないから質素な生活になっているのではなく、「あえて、選択してそうしている」
・「商品そのものを買っていたわけでなく、その商品を買うことによって、それがもたらすであろう幸福を買っていたのです」 幸福の方程式より
・メディアとしての力を持てば、もともと地位や名声はまったく関係がありません。
・これからの重要な幸せのポイントは、「短期の大きな幸せよりも、長期継続の小さな幸せ」というところにあります。
・村上春樹さんのエッセイに「小確幸」という言葉が登場します。これは、あまり欲を持たなくても、小さいけれど確かな幸福を感じて生きていけばなんとかなるという意味。
・便利な時代にあえて、不便を求める。(北欧の夏休みは、電気も水もないサマーハウスで過ごす)
・質より量から脱出する 他人軸から自分軸へ
・フィックスドライフスタイルをやめ、変化を楽しむ・・ずっと同じ環境にいると、考えが凝り固まってしまうと思ったから。
・これから世の中が変化していく時代、一番怖いのは、変な常識に縛られてしまうことです。
・自分にとって大事なものは何かを絞り込む
・何が大事かが明確になれば、必要なもの以外を捨てることができます。それは諦めるというよりは、「あえて、捨てる」という感覚。
・やりたいことより、やらないことを決める。「やらないこと」を決めておけば、「やること」はハッピーなおとだけ。
・たくさんなモノより、持たない生活 もし今引越しを考えている人がいたら、「無条件に捨てる」ということをオススメします。3秒以上考えない。もし、考えたら、チラッと見て目に焼きつけるか写真に撮るかして、すぶ捨てる。
・お金がないから何もできないというのは、せっかくの工夫の余地を潰してしまうことでもあります。
・「時間があればなんとかなる」というのは間違い、また「時間さえあれば自分は変われる」という考えも捨てましょう。
・満足の閾値を下げる
・一社で働くより「複業」 つまり「複数の仕事を持つ」ことが大切です。
・まずはデュアルライフなんてお金持ちしかできないという過去の常識を捨てることからはじめよう。デフレ時代は、デュアルライフのチャンス
・私の好きな言葉に老子の「仕事か遊びかはまわりが決めてくれる。当人にとっては、常に仕事であり遊びでもあるのだ」
・一生懸命に働いてお金を稼いで使う、そうやってギアを上げていくような「アップシフト」の時代は終わって、徐々に下げていく「ダウンシフト」の時代に変わったということです。
・「モノを減らしてシンプルに生きる」こともそうだし、「お金や場所や時間に縛られないこと」もそう。ポジティブな選択としていろいろなものを削っていくことが、これからのダウンシフトです。
英語の不得意な私には、この英語 → 日本語 への訳がまずよくわからんわ。それに、なぜ「より少ないのが」いいのですか?
沢山はいらないけれど、ほどよくあるほうが落ち着くのでは?
吉田兼好、鴨長明、良寛さんに連なるものと理解しています。
これは、少し前の日本のことではないですか。
今は格差社会が進行し、都会や近所や商店街附近には本当に貧しい人がいっぱいいて、食べるものにも事欠いてあんまり幸せそうには見えないです。
答えになってないのかな・・・・
近所に銭湯がいくつか有りますが、内風呂がなくて風呂屋に行くのが唯一の楽しみの人や、コンビニや商店街をウロウロして賞味期限切れ食品で食いつないでいる人もいます。
子どもの給食代(本当に)貧しくて払えない家庭もたくさんあります。菓子パンと具のないインスタントラーメンばかり食べていたり、昼の給食だけしか食べられないような子もいます。
西成がクローズアップされますが勤めていたH区も同じようなもので生活保護や崩壊している家庭がとても多く、都会のほうが貧しい家が多いと感じます。
その点、都会はお金がないと、即、命がなくなります!
そこが違う。