武器としての決断思考 著者瀧本哲史氏 |
・マッキンゼーでは、どんな偉い立場の人でも、自分の意見が論理的に間違っていると認めたら、そっちでいこうと、あっという間に意見を翻すことでした。
・あるテーマに対して、賛否両論を自分の頭の中で整理する必要があるのです。これこそがディベートの本質だと言えるでしょう。
・世間ではブレない生き方がやたら賞賛されていますが、「ブレないこと」自体に価値はありません。
ブレない生き方は、ヘタをすれば思考停止の生き方になります。
・ディベート思考の考え方 論題は「具体的な行動を取るべきか否か」にする。
・監督(サッカー)は、直接マスコミと接する、スポークスマンの立場もあるのです。
・反論は、メリットとデメリットが本当に正しいかどうかを検証するために必要になってくる手順だと考えてください。
・雑誌の記事やテレビのインタビューであれば、事前に記者やディレクターがこう方向でまとめようと決めていて、それに合わせて編集されることが本当によくあります。
2時間もテレビの取材を受けたのに、使われたのはたったの3分だけ、それも自分の思惑とは違う文脈で紹介されていたりして、強い怒りを覚えたという人を、私は何人も知っています。だから、当事者の意見がマスメディアに載っていたからといって、本当にその人の意見だとはかぎらないということも、頭の片隅にとどめておくといいでしょう。
・すべての人は「ポジショントーク」
それを言ったら自分を否定してしまうことになるので、自分の信じたいこと、他人に信じさせたいことばかりを言うことになるのです。
・発言で強調されているポイントは実は重要でない可能性があるということ。
・インタビューは、「ナメられてもん勝ち」
はっきり言って、相手を油断させたほうが本音は引き出しやすいのです。
・ディベートとは、客観を経て、主観で決断する方法です。
・私たち人間の尊さは、「思考」の中にこそある。パスカル「パンセ」
・どんな困難な状況、困難な時代にあったとしても、前を向いて歩いていくしかありません。
自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく。