防御率1点台、超一流投手の証明 |
2リーグ制でのトップは、0.98の村山
「ザトペック投法」と呼ばれる豪快で型破りなフォームながら、球威と制球力を両立し、四球や被本塁打は少なかった。
長嶋茂雄(元巨人)のライバルとして、何度も名勝負を繰り広げた村山は、計5度の1点台以下のうち、3度が1点台前半以下。監督を兼任し、先発とリリーフの両方をこなしていた70年にマークした0.98は、2リーグ制下の日本記録だ。リーグ2位の平松政次(元大洋=1.95)に1点近い大差をつけてみせた。
この年は、最初の登板を終えた時点の1.80が、年間を通じて最も悪い防御率。投球イニング数が156回と多くなかったとはいえ、驚異的なシーズンだったと言える。村山は2リーグ制下のシーズン防御率で、歴代5位までに1位、3位(1.19=59年)、4位(1.20=62年)と3回も顔を出す。2位が56年の稲尾、5位が2011年の田中だ。
阪神の村山実さんの防御率がそんなに、低いとはしりませんでした。
でも、長嶋ファンだったけど、村山の投球は好きでしたね。