室伏は「静か」だった 世界選手権優勝 |
以前は結果を求めるあまりに闘争心が表に出ていた。
それが力みにつながり1投ごとに調子の波があった。
今回の強さは内からのものだった。一つは鍛えてきた体幹のおかけで、無駄な力を使わなくなり、投てきが流れるようになった。もう一つは精神力・メンタルトレーニングの効果だろう。
やることをやれば結果はついてくるという自信があった。気負いが取れて、安定感にもつながった。 小山裕三さんコメント
改めて勝因を振り返り、「1投目でメダル圏内の投てきができたこと」と分析。調整が順調だったこともあげ、「ここ2ヵ月、計画を変更しなかった。コンスタントに力を出せる練習ができた」と話した。
代表に内定した来年のロンドン五輪については「みんながより力を入れてくると思う。昨日よりもいい記録が必要になる。今のトレーニングを継続していく。最適な投てきで目標を達成したい」と語った。