基調講演 安藤忠雄氏 自分が立ち上がらないと!朝日 |
今、どうか。自然は破壊した。家族はない。地域もない。世界で一番醜い国になっている。これを立て直すのは誰なのかということを考えないといけない。
1人ずつが頑張らねばならない。それは、他人、企業じゃなく、自分が立ち上がらないとできない。
大震災で保護者を失った子どもたちを支えようと、「桃・柿育英会東日本大震災遺児育英資金」を立ち上げた。毎年1万円の募金を10年間払い続けることによって、子どもだちと、その周囲の人たちを何とか支援できないかと考えた。
育英資金は私の事務所に1日150人申し込んでくる。しかし、残念ながら8割が女性で、男性はほとんど社会に関心がない。
私たちは社会に関心を持ち、自分の生き方にも関心を持ち、責任ある個人をつくらなければ、これからの社会は生きていけない。