戦争の悲惨さと、滑稽さを、99歳新藤監督 一枚のハガキ |
戦争の悲惨さと滑稽さを、時に叫びたくなるほど、辛く、また人生の滑稽さをこの映画の基調に似合わないくらいに描いていました。そんな訳で、後味は良かったのですが、何かのめりこめないものも感じました。
意外なラストシーンは、実った一面の麦畑です。
このシーンから、出征、英霊のご帰還が、繰り返され、なんともやりきれません。
戦争に行くのに、万歳をしていたシーン。今でこそ、なんとバカバカしいと思うけど、当時は疑うことも無かった。それは今だから言えることで、60年後から見たら、どんなことがバカバカしいことになるのだろうか?原発なんかも、野蛮なことを平気にようやるよな、昔の人はと言われるのか!
しかし、あの”裸の島”の迫力には、白黒だったけど圧倒されましたね。
六平直政さんは、監督は、もう一本撮るっていってましたよ、と爆弾宣言。