久しぶりに、目からウロコの本ですね、本山達夫著「長生きが地球を滅ぼす」 |
現代人の長寿は「不自然」である! 少子化、高齢化、エネルギー問題等々、今日の日本が抱えている問題は、すべて時間の捉え方が偏っていることに起因する。歌う生物学者がラディカルに提起する「人間の時間」の事実と真実。
人間の長寿は生物学的に言えば、異常である。
生物は子孫を作れば、死んでいくのが宿命である。
長生き出来ているのは、エネルギーを膨大に使っているからである。
長生きすることに負い目を感じるべきである。
年寄りも、大きい意味での生殖活動?にたずさわるべきである。
65歳以降の「おまけの人生」に何をすべきか、若者を助ける働きをすべきである。
実は、この本は、母を連れていった医院の本棚に何気なくあったものである。
なんという、皮肉であろうか!でも、この方の考えは傾聴に値しますし、私が考えていることに近いと思いました。
長生きは美徳ではない、ある程度の年になれば、(65歳、70歳?)早く死んでもなんの問題はないのではないか、美味しいものも、お酒も我慢して長生きして、なんの人生なのかと思う。
アンチエイジングなんて、ちゃんちゃらおかしいと思う。