水泳北島選手 |
「完成したから、止めるってもんでもないし」
完成しないと思っているのか、
完成は一時的にはないと言うことなのかしら?
新聞から
「予選は前半のテンポが速すぎたから、ゆっくり行くように言ってくれ」。試合前に米のサロ・コーチに託された平井コーチは、その通り伝えてから「でも、チャレンジしたいんだろ?思い切り行きたいなら、そうした方がいい」と付け加えた。北島はうなずいた。「前半を自重するレースもできた。でも、前半から飛ばして、終盤で、どんな泳ぎができるのか。自分の本来持っているものを確かめるのが大切だった」と言う。
日本選手権で大失速したラスト50㍍。この日は、堂々と進む王者がいた。予選を久々に上回る2分8秒36。可能性を追ったらタイムもついてきた。
約1年の休養を経て、積み重ねの必要な200㍍を泳ぐこと自体に不安があったと言う。
「でも、この大会で怖さがなくなった。次はもう、マイナスからのスタートじゃない」と言う。