インディアン賢い言葉 |
そもそも、アメリカの歴史は、すでに住んでいるところに入り込んで侵略を重ねて、反抗すれば撃ち殺してしまうと言うのですからひどい話です。
インディアンは英知に富んだ民族です、そしてその言葉の端々にそれが伺えるというのがこの本です。
なかなか含蓄に富んだほんでした。以前には「プレアデスの智恵」を読みましたが、それと同じ系統ですが、短い言葉の端々に、長く生きてきた、その智恵が感じられます。
現代の人類が陥っている、近代文明の閉息感を見事に言い当てていると思います。自然と征服しようとした現代人が陥っている戦争・環境問題
自然のあった暮らしを心がけようとするインディアン達、その言葉を聞いてみましょう。
「大いなる神秘」とは、アメリカインディアンが信じる「創造の神」です
・大いなる神秘は 誰にでも美しさをみる 烏が鷲になる必要はない
・日と夜、季節、星、月、太陽。
その移ろいを見れば、人より偉大な何かの存在を 思わずにはいられない。
・人は、山と蟻の中間だ。
・自然から離れれば、心は頑なになる。
・山猫は敵に出会っても、決してあわてない。
じっと観察して、密かに戦略をたて、望みを遂げる。
・答えがないのも、答えのひとつ。
・ここからの言葉は書物より尊い
・知識ではなく、智恵を求めよ
知識は過去の産物だが、智恵は未来をもたらす。
・感謝する理由がみつからなければ、落ち度はあなた自身にある
・泣くことを恐れるな、涙はこころの痛みを、流し去ってくれるのだ。
・生きている間に、よく生きろ
・死はつねに 季節はずれに やってくる
・死は存在しない。生きる世界が 変わるだけだ。
・ひとりの敵は 多すぎ、100人の友は 少なすぎる
・ひとに与え、あたえらえるのが 人生
・ひとびとのこころに 真の平和が宿るまで、国と国との間に 平和はやってこない。
・客は入れ替わり台所に立ち、後片づけをすましていく
・どんなことも 七世代まで考えて 決めなければならない
・創造の太鼓のリズムを 見失ったら、生きるリズムと平和を失う
・目で判断せずに、こころで判断しろ
アメリカインディアンたちは、いまでも美しい自然への感謝をこめて、山や川で拾った小石を美しいジュエリーに仕上げる。飾らないその言葉や素朴な生き方を通して伝えられる英知には、心を眩しく照らしてくれる珠玉の輝きがある。