中部さん 尊敬してます! ゴルフをやることになりました! |
それをきっかけに、ゴルフの本でも読んでみるかと読んだのが、この本「もっと深く、もっと楽しく ゴルフの真髄」です。
読んでみると、これは哲学書かと思ってしまうぐらい人生に通じ、私にとっては非常に面白かったです。この本をもっと早く読んでいたら、ゴルフにもっと熱中していたかもしれませんし、そしてきっともっとうまくなっていたでしょう。
でも、この年齢で読んだからきっとすんなり自分に入ってきたのだと思います。うまくなるためにと聞かれると、迷わず、「練習!」と書かれています。
いわくゴルフとは、「判断のスポーツ」、「止まったボールを打つ、すばやく反応して打つわけではない。そこに考えることが出来る、考えざるを得ない心のスポーツである」「確率の低いことが失敗したからと言って、それは失敗ではない」「飛ばすことがゴルフではない」「道具でゴルフをするわけではない、しかし道楽で道具を変えるのは個人の自由である」「飛ぶようになっても、ゴルフがうまくなるわけではない」「自分の技量をしっかり把握する、それがゴルフ」
「迷ったら安全な方をとる」「自分の欲望を抑えた人が勝つ」等々
副題の「もっと深く、もっと楽しく」とは言い得て妙であります。
<もっとうまくなりたい人のための抜書き>
・ボビー・ジョーンズは、「ゴルフは耳と耳との間でするものだ」と言ったそうだが、まさしく、頭でするプレーするゲームなのである。
・目の前にあるボールをどこに打つべきか、そのことだけに専念することが大崩を防ぐ。ゲームの設計次第でスコアが変わる。
・自分を知り、自分のショット力を基に、徹底的に確率を重視したゴルフを自分に課す。
・結果だけを重視して意図を問わない態度をとる限り上達はとうてい望めない。
・ボールを打つ技術によって決まるものではない。ゲームに対する執着心で差が生じるものである。
・いいショットの出る確率が思いもかけないほど低いと知れば、自分のショットに過大な制約を加えることがいかに無用か分かってくるであろう。付け加えておくと、ショットに制約を加えないでプレーできるようになったときには、驚くほどミスが低減していることに気づくはずだ。
・確率を知る、これがゴルフ上達の近道なのだ。
・精神の練成に巧みなゴルファーは何度でも勝てるのある。
・スコアをつくるも乱すも、結局は自分自身なのである。
迷ったときには、安全をとるのが、ゴルフの鉄則である。
・プロでもアマチュアでも、自分の欲望を制御できる人が勝つ。
・精神を一点に集中することができれば、人間の体は自然に適切な呼吸もするし、いいリズムの始動もできる。
・自分の実力で入れられる範囲外のパットは、外れて当たり前 認識しなければいけない。にもかかわらず、困ったことに自分の力を過大に評価しているゴルファーが、じつに多い。
・ゴルフはミスのゲームである、どれだけミスを防ぐかが、問われる競技なのである。したがって、ミスが必ず発生することを前提に、ゲームプランを組み立てなければ嘘である。
・目標は高くてもいいが、欲は捨てなければならないのである。