20歳の時だった。脳や脊髄の神経を包むサヤが壊れていく難病の多発性硬化症と告げられた。弁護士になりたくて、東大文学部から再受験して法学部に入ったばかり。「なんで私なの」。悔しくて泣いた。
症状や進行は個人差が大きい。足しぴれる、視野が狭まる、突然脱力する。そんな症状が出るたびに2週間ほどステロイドの点滴をして抑えてきた。
一方で、在学中から携帯サイトの運営にかかわり、2008年には学生のビジネスコンテストで優勝。昨年は「難病東大生」を出版した。故郷の徳島県を活性化するアイデアを学生から募集するコンテストを企画し、知事に直談判して実現させた。
IT系の起業家(38)と結婚もした。「行動力も人脈もあるのに、自分の病気を治すために何もしていないね」と夫に言われ、ハッと気づいた。「どうせ治らない」と自分は病気から逃げている。
会社を設立。大学を出た今春からは、広告収入の一部を難病治療の研究に寄付する検索サイトの立ち上げに力を入れている。
ストレスは禁物なのに、仕事に追われて睡眠が満足にとれないことがある。「 今やらなくて、いつやれるんだ、という気持ちが強くて」。午前3時までカラオケで騒ぐことも。
「病気だからできない、という思い込みの壁を壊し、難病のイメージを変えたい」。自分の中にも壁がある。でも、あきらめない。 文・森川敬子 写真・林正樹
2020/01/10 追記
なんで、こんな古い記事が読まれるのだろうか?
また、新たに立ち上がったのかなとも思う?
まさか?
2020/01/15 追記
やっと、アクセスが増えた原因が分かりました。市長に立候補したんですね!
ご活躍をお祈りしております。
相変わらず、アクセスしてくださる方が多いですけど、
関心度が高いということなんでしょうね!!
追記 2020/03/12
気になるので、どんな状況かと、調べてみた。
地元の方のブログでは、こんな記載がありました。
女性の活躍、新しい風土を期待するものですが、
そうか、保守系の強い基盤、難しい問題を抱えた、地方の中核都市、本当に活躍が出来るのだろうか?というところですね。
「 今回、35歳、東大出の難病を抱えているとはいえ、バイタリティや才気に溢れた女性が出馬しても、当選の可能性があるだろうか。また、仮に当選したとして、地方政治は二元代表制であり、果たして、保守傾向の強い議会を制御していけるだろうか。市役所職員がついてくるだろうかという懸念もある。更に、彼女もまた、四国テレビのゴジカルなどの番組に出て、地域の知識人エリート層と関与を深めるなど、地域の上澄み層の中で活躍していることも気になることの一つである。」
追記 2020/03/30
よく分からんけど、なかなか、複雑な状況もあるみたいですね・・・・
こんなところを、うまく対応出来るのかと不安になりまが、単なる、保守と革新の争いではないようだし・・・
内藤さんが、何を目指して行くかですね!!
見事に当選されましたね、
今までの最年少は大津の越直美元市長でしたが、わずか、記録更新です。
でも、そんなことは、どうでも良いことで、徳島の方々のために、どんなことが出来るかですね!!
これから、大変なことが起こると思いますが、頑張ってください。
保守の砦みたいな徳島で、こんな、動きが出るなんて、
日本も行き詰まっているんだなとも感じました。
徳島は女性活躍の素地があって、現在も活躍されている方も多いという話も聞いています。