これまた、サライで |
学生時代にポルトガルのファドに魅せられて渡葡。やがてブラジル、カーボヴェルデと同じポルトガル語圏を旅し、歌うことで大陸をつないできた歌手・松田美緒。
2005年のデビュー以来3枚のオリジナルアルバム、その他いくつかの企画作品をリリース。旅を重ね、作品を重ねるごとにその音楽性は越境し、その感性は色あざやかな成熟をみせている。
松田美緒が2010年初に世に送り出す最新作は『クレオールの花』。これがとんでもなく素晴らしい。
久々に聴いたその歌声はかつての印象とはまた違い、とてもふくよかで母性にみち、スケールの大きいものとなっていた。そして、この花のようにおおらかで伸びやかな歌との最高のコンビネーションをみせる最強トリオでのレコーディングを実現。