押井守さんの仕事について 朝日新聞 |
僕は若い人に言います。自分を売り込むためだったらどんな大ぼらを吹いてもいい、とにかく入り込め。そのかわり、実際に仕事をもらったら一切うそをつかず、できる限りの精いっぱいを尽くせと。それは制作の場に呼んでもらって、経験を積み重ねていくための通行手形なんです。僕たち凡人は、そうやって仕事で学んでいくことが大切だから。
そして仕事は友人さえもたらしてくれる。僕は「仕事仲間」という友人しかいないのですが、それで十分。とにかくみんな早く仕事現場に出ていらっしゃい。