工藤宇一さんのホームページから |
定年後の人生に関する多くの提言・助言の中に、表現こそ違うが「時間の経過を味わう」と同じことを示唆しているのに出会う。
いい加減な生き方、であり、目標を達成することではなく途中のプロセスを楽しもう、またライン随想録の中にある「ひとが落ち着いてものを考え、親しい家族、友人と団欒・交流の日々を送るにはそれほどお金がかからないと思うのだが」という一節でもある。
効率の尺度が支配する世界にいると、「時間の経過を味わう」感覚はつかみにくい。私のように定年になって効率が無縁な世界に移った者でも、数年かかっている。慣れ親しんだ見方を変えることがそれだけ難しいということかもしれない。
今のところ、時間の経過を味わえるのは定年者の特権といえるのだが、さらに突っ込んで考えてみると、今までの日本は物質的な豊かさを求めて、ひたすら前へ進んできた。物質的な豊かさについて言えば、当初の目標は既に達成しているのだろう。この際、少しだけ速度を緩め、周りを見渡す精神的なゆとりを日本全体が持つような動きが起きて欲しいものだと思う。
どなたかが見てくださっている!
ありがとうございました。
なかなか、いい下り、
「時間の経過を味わう」、「目標を達成することではなく途中のプロセスを楽しもう」、
ですよね。
投稿したことすら忘れていたみたいだ(泣)、でも、12年以上も経ってる!