相手サポーターを呼び込む 日経新聞より |
「本来、集客面で相手サポーターを当てにするのはおかしなことだが、山形のような地方の小クラブはそこまでやらないと」と海保宣生理事長は話す。先週末の鹿島戦の前には、鹿島の協力を得てサポーターに天童温泉などの宿泊施設を紹介するチラシを配ってもらい、観戦目的であることを告げれば宿泊代が15%割引になると訴えた。
「観戦と同時に山形を味わってもらおう」ということで、六月二十八日に対戦する川崎からも協力を得ている。川崎の後援会に配布してもらうチラシでさくらんぼやそば、米沢牛など山形の特産物をアピールし、割引の特典も付けている。観戦を機に県外から人が集まれば、その土地の知名度は上がる。山形では今年、県を中心に「Jl元気プロジェクト」を発足、クラブの活動を生かして地元ビジネスを活性化する施策が練られている。これは、クラブを活用してシティーセールスを徹底して行おうという試みだ。「こうした動きによってクラブの存在価値が上がり、力が高まる」と海保理事長はみている。そう考えると、相手サポーターへの観戦の呼びかけには大きな意味がある。 (吉田誠一)
なるほど、良い考えですよね、我がふるさとでも、空港のPRでもしてみたらどうだろうか!