しかし、麻生さん ナベツネさんの一言が至言!日刊スポーツより |
一体、この方は、何を考え、目的としているのか、信念がないのは分かってしまったが・・・
「あなたは人柄が非常にいい大好きな男だったが、総理にはならない方がよかった。国民の不幸だ」
麻生首相またブレた!民営化も一転「賛成」
麻生太郎首相(68)の問題発言が止まらない。9日の衆院予算委員会で、05年郵政解散に踏み切った小泉純一郎元首相(67)について「あまり常識ないのが売り」「奇人変人としては正しい判断」と、礼を失した評価を下した。民営化は「非常識」「奇策」と言わんばかりの“本心”が見える中、先週「反対」と述べた民営化を、この日は「賛成」と修正し、相変わらず二転三転の答弁。共同通信社発表の世論調査では、支持率18・1%。国民とのずれは広がる一方だ。
二十数年の付き合いという民主党の渡部恒三衆院議員(76)の質問だから、つい本音が出たのか。05年郵政選挙について「あの解散は正しかったか」と問われた麻生氏は、いきなり当事者の小泉氏に切り込んだ。
「解散権を持つ総理が解散を決断した。もともとあまり常識的でないのが売りの人。常識的なことを期待する方が間違っている」。さらに「奇人変人としては正しい行為と思ったが、いかがなものかと申し上げた。解散は常識的でないと思ったが(渡部)先生もたぶん日本中も思ったのでは」と、言いたい放題。「結果としてあの選挙は勝った。正しいか間違いなら、決して間違ってなかった」と、賛否は結果論で片付けた。
「変人」は小泉氏を語るキーワードとはいえ、300を超える議席をもたらした当事者への言葉として「不適切」との声が、党内から出ている。今の議席がなければ、麻生氏の政権運営がもたないのは明白だからだ。それでも郵政解散を「常識的ではない」と言い切る点に、麻生氏の本心が出た。渡部氏は「今日初めての明確な答弁をありがとう」と皮肉り、「あなたは人柄が非常にいい大好きな男だったが、総理にはならない方がよかった。国民の不幸だ」とも指摘した。
渡部氏が「今日初めての明確な答弁」と言ったのは、これに先立ち、郵政民営化に対する麻生氏の発言がまたぶれたためだ。5日の「賛成ではなかった」を、「(総務相就任時の03年は)賛成でなかったが(民営化まで)2年間勉強し、民営化した方がいいと思った」と釈明。ただ5日は、「内閣の一員」だったことを賛成理由としていた。立場が変わるたびに、民営化に対する主張を微妙に変えてきたツケが出ている。
度重なる答弁修正に、女房役の河村建夫官房長官も「当初の説明不足が『05年の総選挙は一体何だったのか』との印象を国民に与えた。最初からそう言ってくれれば追及を受けなくて済んだ」と、苦言を呈した。小泉氏はこの日、麻生氏の発言に沈黙を貫いた。