気になった本 鉄が地球温暖化を防ぐ |
アマゾンより
内容紹介
「森は海の恋人」運動で、山に広葉樹を植え、その落葉が海、漁場を豊かにすることを訴えてきた気仙沼の“漁師”畠山さん。 その畠山さんが今、講演会のたびに提唱しているのが「海に鉄を供給することが地球温暖化を防ぐ一助になる」ということです。 昔から鉄橋の下の川底や古い鉄船の沈む海域が豊かな漁場であることは漁師たちに知られていました。海に微量の鉄分が溶け込むことで水中での光合成を促進し、植物性プランクトンの発生や海草の繁殖をもたらす。それが結果的には、温暖化の原因とされる二酸化炭素の削減につながるというのです。 世界的な海洋学者J・マーティンの唱えた「鉄仮説」をごくわかりやすく、中高生にも理解できる内容とした本書は、洞爺湖サミットでも注目を集めそうです。