田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第96便 同感です!! |
田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第96便
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この国の「貧しさ」
何年か前、参議院の参考人として招かれ、
議員の方々から、次の質問を受けました。
国の「豊かさ」とは何でしょうか。
どうすれば、我が国は、
「豊かな国」になることができるのでしょうか。
この質問に対して、心に浮かんだのは、
ただ一つの思いでした。
我々は、どこまで豊かになれば、
自らを「豊かな国」と考えるのだろうか。
その思いでした。
半世紀を超えて戦争のない国
世界第二位の経済大国
最先端の科学技術の国
世界一の健康長寿の国
世界有数の高等教育の国
歴史を振り返るならば、
かつて、こうした境遇に恵まれた国は、
この地球上に存在したことはなかった。
我が国以上に「豊かな国」は、
かつて、存在したことはなかった。
そのことに気がつかない。
それが、
この国の「貧しさ」なのかもしれません。
2003年9月1日
田坂広志
ないものねだりをしているような気がしてなりません。
年寄りには、慎みが必要だし、してもらうことより、
ケネディーではないですが、自ら何ができるかを問うべきではないでしょうか?
ノルウェイのように、外交戦略を考えるべきではないでしょうか?