蜷川幸雄さん 朝日新聞より ちょっと古い |
舞台照明が暗いと感じることも増えた。自分が感じる世界と、若い世代が感じる世界とのギャップに気づいた時、その間を調整する、もう1人の自分が現れたという。
「罵声と灰皿を投げる」と恐れられた昔。「若い頃の自分はキレる自分を許していた」というが、今は違う。
こみ上げた怒りを抑える間、2人の自分が言い争う。「年寄りのエキセントリックな癇癪だ」。「いや正当性がある」。怒らずに済んだら、今度は「人間が出来てきた」「感性が鈍くなっただけ」。
今が一番いい時期だと感じる。だから、昔より抱える仕事も多い。頑張りすぎは禁物と思いつつ、若い才能に出入えば、嫉妬にも駆られる。「絶対オレの方がいいぞって、認めさせたいんだよな」
すごい人ですね、この方は、たしか、バス通り裏のドラマに、岩下志麻のお兄さんだったと思うけど、違ったかな?たいした俳優ではないじゃないと思っていたのですが、すごい方になりましたね。
多分、演劇に対してすごい、情熱を持っていたのでしょうね。