後期高齢者医療について 日経新聞から |
健康全般を管理する「医療の水先案内人」として、別の医師にかかった内容も把握。「薬や検査の重複も防げるはず」。すでに百人以上を診る。
新制度に対し高齢者は「年金から保険料が天引きされた」と嘆き、医師は「報酬が低すぎ、必要な検査もできない」と怒る。野党は廃止法案を提出する構えだが、それで明日の医療は見えてこない。「方向性は間違っていない」。新田はそう感じている。
国際的に見ればカネをかけず効率運営されてきた日本の公的医療。高齢化はその制度の体力をも奪う。一九九五年度には二十七兆円だった国民医療費は今三十三兆円を超す。十数年後に
は五十兆円を上回るともいう。どう賄うかの議論は避けて通れない。ただそのとき、ギリギリまで無駄を省く努力は必要だ。費用対効果も無視はできない。
医師と患者だけの問題ではない。だれかが医療コストという「痛み」を背負わなければならない。選択の時がやってきた。=敬称略(「蘇れ医療」取材班)
ほんとにそうだよね、民主党以下の廃案の提出は、国民のおもねっているとしか思えない!