車谷長吉さんの世界一周航海記 その2 |
徒然草を読んでの感想
徒然草第242段
併し人は名誉を欲し、色欲に血迷い、食欲を満たそうとするのである。
それが人間である。この船に乗っている人、みな同じ。
客はこの船旅を貪り楽しもうとしている。この「むさぼる」という空気が息苦しい。
私は「楽しむ」というのが嫌いだ。「楽をする」のが嫌い。「楽」よりは「苦」が空き。というより「苦を楽しむ」が好き。
一月3日 右舷デッキから三日月を見る、月の光が海面に照らされ、美しい。西行も兼好も知らなかった月の光。
つまり愚痴を聞く役を務めるのが「恩返し」ということらしい。・・・・こういう人たちにとって、自己の存在理由(レーゾン・デートル)とは何だろう。やhり「愚痴の聞き役」ということか。
寺田透 「和泉式部」読了 頭がいいだけでは、何の価値もない。頭の強い人にならなければ」寺田透は頭はいいけれど。頭の弱い人だ。辟易した。こういう人には、小説は書けない。愛情がない。