正当な評価最後まで渇望 日経新聞から |
打ち合いを避けるアウトボボクシングは芸術。
分かる人に分かればいい」といったものの本心はどうだったか。最近は、キャラクターを前面に出して人気を得た亀田興、実力への評価が高い長谷川穂積へのジェラシーを隠そうとしなかった。
その長谷川に昨秋、対戦を呼びかけた。総合格闘技への転向に悩みもした。引退に傾きながらも
最後まで速巡(しゅんじゆん)したのは、正当な評価への渇望ゆえ。長期政権は立派の一語に尽き
る。それでも本人の胸中は満たされていないのかもしれない。