視線を全身で受ける快感 |
題は、外国語を使う権利 です。
まず、阪神タイガースの井川についてですが、
「他社の視線を全身で受け止めるというスポーツ独特の国境を超える特権に快感を覚えていそうになかったことだ」と書いてありました。
・・・・成人なんだから、お茶を濁す程度のイタリア語の挨拶など、自信を持って回避すればよろしい。かりにやるなら、3日程度の準備で中田ほどとは言わないまでも、記者たちが引用したくなるようなイタリア語の挨拶は口にしえたはずなのだ。それを怠ったのは、彼らが権利と義務を取り違えていたとしか思えない。
実際、身体言語の高度な行使なくしては、足元にボールも呼び込めないし、捕手から気持ちの良いサインも引き出せまい。
スポーツ界は選手の育成のため、外国語能力の行使を悦ばしい権利として身につける環境を整備すべきである。