鉄道再生 和歌山電鉄の社長 小嶋光信氏 日経ビジネス |
このように大勢の協力者が集まるのは、小嶋が電車を単に乗り物と見ずに、「地域の人を便利にし、喜ばせ、文化を運ぶ手段」と見ているからだ。
管理職は、数字だけ言ってもダメ。現場の仕事ができないと、現場職員に負けてします」この経験から、幹部職員には大型免許を取らせている。
電車やバスは、大量輸送の道具だが、一方で、乗客一人ひとりの人生を乗せている。
電車の音が風に乗り、街に響く。それが当たり前の”メロディー”として人々に溶け込んでいる。そんな光景を、小嶋はこれからも各地で増やそうとしている。
小嶋光信(両備グループ代表)