メンタル・コーチング 織田淳太郎著 |
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2017年 08月 01日
本番に弱いと自覚している自身に何か、役に立たないかと思って・・・・・大分前に読みました。
ただ、特効薬はないようですが、先人たちは、血の滲むような努力をされていますね。
恐怖や不安をないことにする努力をするより、それを認めた上で、仲良くするというような方法の方が、わたしには合っていそうですが、生きているうちに克服できるでしょうか? <抜書> ・心理学にパワーオブフローという言葉がある。フローとは個人の意図や能力を超えて働く人生の流れ、あるいは、「個を包括して働く宇宙のエネルギーの流れ」を意味する。つまりパワーオブフローとはその流れが生み出す、「個を越えた宇宙的パワー」のことを指す。 ・一方のチームが何かに取り憑かれたかのように波に乗ることがある。あるいは、個人が波に乗ると、その波が他のメンバーにも波及することもありますね。そして、そのメンバーの力をも超えて、チーム全体がまるで一つの生き物のように、ある方向につき動かされることがある。その時、メンバー個々の力の総和以上のパワーが生まれるわけです。言うなれば、全体のエネルギーの方法方向感覚が湧いてきて、それをそれに身を委ねている感じです。 ・で、この時選手に起こっているのが、意志や我欲の超越です。何かに没頭して、我を忘れている。いわゆる無心に近い状態ですね。この無心こそが大きなポイントになります。 ・確かに、心の底からから強く念じることで、望む現実を引き寄せることができます。ただこの方法は意外と難しいんですよ。むしろ、成功した時のイメージを数秒だけ思い浮かべる。このイメージを心のどっかに焼き付けて、後は何も考えずにリラックスする方が、素直に力を発揮できるものなんです。 ・職業目標を持たなければやる気が涌かないとというのは、未来の配偶者が分からないとデートが出来ないと言ってるようなものです。特に人生の早い段階で理想的な職業を見極めようとするのは、困難であり意味のないことです。 ・要するに人生の成功者と呼ばれている人たちの共通した特色を調査したことがあります。その結果、その人を成功に導いた重要な出来事の2割が努力によるもので、8割がたまたま偶然の出来事にうまくのっただけだという調査結果が出た。つまり、偶然の出来事にうまく心を開いて、その流れに自覚的に乗っていくうちに成功したというわけです。 ・個人の人生が開かれていくのは、合理性や打算に従うよりも、何か気になること、魅かれることに主体的、自覚的に乗っているときにあるわけです。 ・言葉を変えれば、人間は、その瞬間瞬間に、問を投げかけられていて、絶えずそれに応答するように呼びかけられている。その呼びかけられる瞬間に敏感になって、自主的に乗っていくことが大切なんです。・そうした時に、思いも寄らぬチャンスが舞い込んできたり、流れが本当に臨む方向へとその人間を運んでくれるわけです。 ・新庄の派手な言動に反して、彼の気配りぶりは、知る人ぞ知る真実である。パフォーマンスを行う際には、監督やコーチ、先輩選手の了承を得るだけでなく、相手チームにも事前の了承をとっていた。 ・エディーの口癖は、「ハートのラブ」である。これは、教え子に接するときの彼の基本的なスタンスで、私たちアマチュアボクサーに対しても、それは変わらなかった。 ・エディーは暗示テクニックの達人でもある。そのエピソードは後述するとして、一方では練習で全てを教えることなく、教え子自らの気づきを促す方法をとったことでも知られる。カシアス内藤は、「エディーさんはいつも50%の事しか僕に教えてくれなかった。残りの50%は選手自身に考えさせるわけです。だからといって、考えなさい」とも言わなかった。 ・エディーが 生涯貫いた「ハートのラブ」とは、選手との信頼関係の構築だけでなく、コーチングにおける”非暴力”も意味する。彼の中には「愛のムチ」と言う愛情としての暴力も存在してなかった。 ・「棒(竹刀)で殴るの、何の意味? 殴らないの。ハートのラブで教えるの。ラブで教えたら、気持ち、通るのよ」 ・禅師でもあったインドの神秘家バグワン・ラジニーシ (故人)。「自分自身の観照者たれ」とひたすら呼びかけてきた彼は、「TAO 老子の道 上」の中でこう述べている。「日本には禅と言うメソッドがある。人はただ単に座り、あらゆる肉体プロセスが鎮まっていくのを許す。それは、呼吸から始まる。・・・働いているのは体だけだ。好きなだけいくら走っても、内側では自分が穏やかで、静かで、その思想の観照者だということを感じる。走っているのはあなたじゃない。あなたは熱や緊張や、内なる居心地の悪さを克服するだろう。 ・実は自分の中に恐怖とか不安とかいったマイナスイメージがあるにもかかわらず、それを無理に乗り越えようとすると、逆効果になるんですよ。つまり、ネガティブな感情が切り捨てられてしまうことで、逆にその波に襲われてしまうことがあるわけです。そうなるとパワーが出てこなくなる。なぜなら、パワーというのは情感と結びついているからなんですね。 ・不安や恐怖を感じる自分を許し、受け入れでやるという暗示をかけた方が効果的なんですね。そして、それを積み重ねることによって、自己を放り投げてしまう。言葉を変えれば、自分を掴みに行くのではなく、自分自身を殺してしまうわけです。これを”大死一番”と言いますが、なぜならまず自分の中で死ななければ、外の世界で死ぬことがあるからです。 ・恐怖心なり不安感情なりが自分とつながり、一つとなって外に吐き出された時、人間というのはものすごいパワーを得ることができるんですよ。これは、巷間よく言われる”火事場のバカ力”を生み出す原動力になります。ですから、恐怖心であろうが不安感情であろうが、自分の中にある正直な感情を認めて、受け入れてやることが、まずは大切になってくるわけですね。 ・つまり”火事場のバカ力”のキーワードは、「理性や思考の放棄にある」と言い換えることができるかもしれない。それによって、「情動的な自分」を作り上げるころがポイントになってくる。 ・”火事場のバカ力”も情感と繋がっているんですよ。怒り、悲しみ、喜び、恐怖などが、自分と一体となって外に吐き出された時、人と言うのはものすごいパワーを得ることができる。言うなれば、情感を表現したり、手放したりすることが、生命力がアップにつながるわけですね。 ・「こうして、僕は自分で作ったありとあらゆる苦しい状況を、体験的、感覚的に一つずつ埋めていき、相手のペースにはまっても大丈夫だと言う自信を徐々に作り上げていったんです。」プロボクサー 鬼塚勝也 ・「イメージングの中で損得勘定も何もかも最悪の方向に追い込み、自分をどんどん惨めにしていく。つまり、自分を捨てるトレーニングをするわけです。これが、逆に安心感を与えてくれることもあるんですよ。なぜなら、自分を捨てることによって、再び、自分を拾うことができるからです。 ・「座禅の呼吸法」では、とにかく呼気に重点を置きます。お腹を絞りながら息をゆっくり吐いて、吐いて、吐ききるわけです。なぜ、ゆっくり吐かなければならないかと言うと、意識というのはゆっくり動いているものに対して集中しやすいんですね。この場合、腹筋の収縮に対して意識を集中するわけですが、それが意味するところは雑念を払い、他のことを考えなくさせるためなんです。 ・弓を射ることは、筋肉を強めるためのものではないということに注意してください。弓の弦を引っ張るために全身の力を働かせてはなりません。そうではなくて両手だけにその仕事を任せ、他方腕と肩の筋肉はどこまでも力を抜いて、まるで関わりのないようにじっと見るのだと言うことを学ばねばなりません。弓聖 阿波研造 ・息を吸い込んでから腹壁が適度に張るように、息をゆるやかに押し下げなさい。そこでしばらく間息をぐっと止めるのです。それからできるだけゆっくりと一様に息を吐きなさい。そして少し休んだ後、急に一息でまた空気を吸うのですこうして呼気と吸気を続けていくうちに、そのリズムは次第に独りでに決まってきます。これを正しく行っていくと、あなたは弓射が日一日と楽になるのを感じるでしょう。というのはこの呼吸法によって、あなたは単にあらゆる精神力の根源を見出すばかりではなく、さらにこの根源が次第に豊富に流出して、あなたが力を抜けば抜くほどますますようにあなたの四肢に注がれるようになるからです。 ・ようするに、大脳の働きを抑えて、あれこれと判断したりごちゃごちゃと考えない”無分別”な状態を作ってくれる。「負けたらどうしよう」とか「勝ったら賞金がもらえるもらえるぞ」などと言う考えは出てこないんですね。いわば、「今だけに生きる」と言う状態です。無心状態になるためには、大脳の働きを抑えて「無分別」にならなければならず、その状態を作る一つの手法として古の剣豪が実践したのが、座禅の呼吸法と言うことになる。 ・江戸時代の禅僧・沢庵「不動明王と申すも、人の一心の動かぬところを申し候、又身を動転せぬ事にて候。動転せぬとは、物毎に留まらの事にて候。不動明王といっても、実は一心の動かぬところをさしたもの、身がぐらつかないことです。ぐらつかないとは、心が物事に止まらぬことです」不動智神妙録 沢庵 ・このランナーズハイの状態として、かって隆盛を誇っていたのが、脳内ホルモンの「βエンドルフィン仮説」だった。しかし、高田明和によると、今やその権威は著しく失墜し、代わりに「セロトニン仮説」が浮上していると言う。しかも、セロトニンはβエンドルフィンの数倍もの鎮痛効果があることが研究から明らかにされている。 ・「根性とは一般に思われているような”我慢”という意味ではないような気がします。言うなれば耐え忍んでいく中でパワーの源泉としてのエネルギーを溜め込んでいく作業なんだと思います。そして、そのエネルギーが自分自身とつながり、外に吐き出される。これが、根性の本当の意味なんだと思いますね」
by nandemokoukisin
| 2017-08-01 11:18
| 読書ヒストリー
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