「自転車散歩の達人」 山川 健一著 |
オートバイ、ポルシェを乗り回して来た著者が、ふとしたきっかけで、ママチャリをちょっとしたきっかけで手に入れて、自転車生活にのめり込んだ経緯について語っています。
でも大部分のところで、共感してしまいます。
この新潟に来て、自転車にこの年で乗り始めて(子供のころはもちろんのってましたが・・)自転車がこんなに可能性のある物だとは知りませんでした。
車でしか行けないと思っていたのが、自転車で行ってもそんなに遠くないのだと分かったり、駐車場の心配をしない分、車より便利だったり。
飲んでも乗れる自転車の便利さ、美味しいけど歩いては行けないラーメン屋さんにも行ける幸せを感じてしまいます。それに、最近では自転車のメカニズムにも興味を抱き始めました。
それに環境的にも当然地球に優しいという安心感があります。
この本は、ママチャリの魅力?だけでなく、自転車の歴史にまで筆を延ばしており現在の?究極の自転車の紹介までされています。アレックスモールトンという自転車で、なんと100万のするそうです、とても欲しくなってしまいました。
また東京に住んで居る人には便利な、自転車で寄れる素敵なカフェやレストラン等々も紹介されています。
・自転車は大人にとっても自立のための道具かもしれない。
・自転車は人が鳥になるためのシンプルで美しい翼なのだ。
・自転車はのんびり気分を否定する都市の空間で、それでもこの厄介は都市とも調和しながら、のんびり感覚を呼び覚ましてくれる不思議な乗り物だ。
・自転車はぼくらなにいろいろなものを与えてくれる。しかもガソリン代がかからず、行きたい場所に予定通りの時間で辿り着くことができる。
・自転車は意外に都市型の乗り物である。
・自転車と手をつないで、僕は21世紀を迎えたいのだ。
・アレックスモールトンのパフォーマンスは驚異的で、あの小さなフォイールで時速82キロの世界記録を叩きだしているのだ。
・自転車ってものはな、世界で一番優雅な乗り物なんだよ。その滑るような走りは、音さえたてないないんだぞ。他にそんな神秘的な乗り物があると思うか!自転車ってもんは、優雅であるべきなんだよ。
・アレックスモールトンとは、きっと魂の共和国の名前なのだ!
・自転車というのはなかなか侮れないのである。やつは僕に母性について思い巡らせることをすすめ、酒を飲む悦びまで教えてくれたのだから。
・自転車という乗り物は、考える乗り物である。考え事するのにちょうどいいスピードを持っている。ぼくは別にストイックに自転車ひと筋というわけでなく、オートバイやスポーツカーにも乗るが、あれだけのスピードだと考える暇はない。肉体と精神が一体となり、きっと何かを感じているいるのだろうと思う。
・自転車はひとりきりの貴重な時間をくれる。ひとりで、いろいろなことを漠然と考える時間をくれる
・ポタリングとは、自転車を使った散歩だ。
フランス製のバックの店 エルベ・シャペリエ リュックサック 6ー8千円で買えるそうですけど