ふたりの桃源郷 |
そして、自分たちで築いた山の畑への執着というか、こだわりというか、愛着を感じます。
「こころは、山にあります」
戦後、食べることもできず山口県の山へ、家族とともに開梱にはいり、三人の娘を育てます。
娘達のことを考え、一旦、大阪に出て個人タクシーで家族を支えますが、65歳の歳にまた、ふたりで山に戻ります。山の谷から水を引き、電気は発電機2台でまかないます、食料は自給自足です。
一日の仕事が終わり、お風呂で寛ぐ、寅夫さんの表情がいい!!
古いバスが、寝室です、ダブルベッドで仲良く寝るふたりがたまらなく可愛いです(笑)
また、ふたりの山暮らしを心配し、引き取ろうとしますが、頑なにというか、信念を変えないお父さん!それでも、支える三人の娘たちも、そしておとなしげなご主人たちも素晴らしいし!
ついに、山を降りる日が来ますが、それでも、娘達は、月一回訪ねて来ます。その、分かれ際は、泣かせます。
足下も危なげにですが、いつまでも、いつまでも、「ありがとう」「ありがとう」とつぶやきながら、娘達を見送るご夫婦!
涙が出そうになります。