”好奇心ガール、いま97歳”なんて、凄すぎます! |
被写体には「ご自由になさってください」と語りかける。「写真はうそをつこうと思えばつけます。でも私はうそをつかない写真がいい」
語られる言葉は味わい深い。「いつも何かしていたい」 「ちゃんとしたものを作る」 「転んでも起き上がって、またやってみる」
新聞を読んで、撮りたい人物がいると切り抜き、「毎日メモ」と名付けたノートに貼る。そんな一人が、30歳の鈴木直進・北海道夕張市長。
「現場で努力を続けている人、人間が生きて仕事をしているさまを、記録に残すのが大切だと思うんです」
気に入っている短歌がある。歌人の斎藤史の作品だ。
老いてなほ 艶(えん)とよぶべき ものありや 花は始めも 終りもよろし(小学館・1470円)